東京都は、新たにガス発電所を建設するみたいですけど
東京に住むことも大きなリスクと隣り合わせ
大地震の可能性と脆弱な埋め立て地の地盤
東京一極集中しすぎているリスク
発電方法も広い視野が必要なんだけど
ほとんどが、「原発は危ない」しか考えられない脱原発
稼働させないと安全だという思いこみでしょうかね
お茶っ人では京大の熊取六人衆、なかでも小出裕章氏のファンが多いようです。私も彼の著作「原発のウソ」を読みました。その前に彼が出ているいくつかの動画も見ました。 「原発のウソ」にはかねて私が考えていたことが詳しく書いてあって、我が意を得たり!という所も沢山ありますが、反撥を感じる部分、もしくは反対ではなものの注釈を追記したい所も沢山あります。 多くの小出ファンの前で、本当にその通りだよね!…と同意し合っても照れくさいだけで面白くもない。反撥部分を強調して書けば、私への反論がコメントとして沢山戴けそうで、楽しそうに思えます。反対意見を真面目に交わすことが仲良くなる秘訣だろうし、戴いた反論に負けて私が自分の意見を変更したり、その逆が起こったりすることは有意義なことだと思います。 時期遅れで、もう少し気が抜けた印象もありますが、読んだ当時に書き込んだメモの一部を順次ご紹介して行きたい…と思います。 そこで第一回目のメリットとリスク 「原発のウソ」第2頁に「原発はメリットよりもリスクの方がずっと大きいのです。」と書いています。これは原発だけではありません。多くのものに於いてそうです。メリットをどのようにして評価するかは問題ですが…。 政府や電力会社、御用学者の安全神話に騙された人には意外なのかも知れませんが。連中がどのように云っていたのか私は知りませんが、少なくとも技術屋には絶対安全なんて信じる者はいない筈です。リスクが起こることは確率の問題であり、確率ゼロはあり得ない。リスクの確率を出来るだけゼロに近づけることが技術屋の仕事です。 車を例にとります。車の事故により年間40万近くの人が亡くなっています。 http://www.stat.go.jp/data/sekai/14.htm#h14-04 ![]() (これは多分原水爆や放射能による累計死亡者よりも多い人が毎年なくなっていることになります。) 車に乗ることのメリットをどのように数値化すればいいのかは判りませんが、事故死してもいい程のメリットはない筈です。皆は自分が事故に遭うことは多分ないだろう…と車社会から逃げ出さないで車生活のメリットを享受しています。 全てにおいてメリットとリスクは共存しています。水力発電だってダム決壊の虞があります。今回の地震でも小さな農業用水ダムが決壊して何人かが亡くなりました。 火力発電だってリスクは大きいです。今回も、気仙沼港口にある漁船用燃料タンクが津波に倒され、火が出て市街地が何日か燃え続けました。行方不明者の多くはこの火災で亡くなった…と私は推測します。これが備蓄量が桁違いに大きい火力発電の燃料タンクなら、被害も桁違いに大きいでしょう。 何人かが亡くなったダムや漁船用燃料タンクと、死者は出ていないが大勢が避難生活を余儀なくされたりや放射能汚染の危険に曝されたりしている原発とにおいてメリットとリスクのバランスをどう評価するかは難しい問題ですが、小出氏のように原発のみを危険視されていることには私は懐疑的です。 |