リンゴジャムを作りました。
ただでさえ、うっとうしい日なのに、リンゴをグツグツ煮詰めていた午後の家の中は、まるでサウナでした。作り始めてから反省したけど、もう遅い。汗だくで耐えておりました。
何だって今ごろ、季節外れのリンゴかというと、実は材料のリンゴを買ったのは去年の11月でした。それから8か月間、リンゴは焼酎に漬かっていました。果実酒です。リンゴ酒から引き上げたリンゴを捨てるに惜しいので、切り刻んで煮詰めてジャムにしました。
できあがって味見してみると、これが旨い!普通に作ったリンゴジャムよりまろやかでうま味があります。もちろんアルコールは飛んでいますが、ほんのりリンゴ酒の香りが残っています。
汗をかいた甲斐がありました。努力は報われるものです。
さて、そのあと夕食の卓についてびっくり。
私の知らぬ間に、リンゴジャムが肉じゃがに入っています。
リンゴも驚いたでしょうね。長期間アルコールに漬けられたかと思えば、鍋でグツグツ煮詰められ、最後は肉じゃがですから。南極料理人並みの使い回し術です。もっとも、南極料理人は肉じゃがの残りを翌日のコロッケに変身させますが、我が家の肉じゃがはすっかり平らげられてしまったので、リンゴの第4の人生はありません。
それはさておき、機会があれば作ってみてください、リンゴ酒ジャム。
ただし、リンゴを買ってからジャムになるまでに8か月かかります。