京都の火祭というと鞍馬が有名ですが、伏見にも豪壮な火祭があります。10月初旬に行われる三栖神社(みすじんじゃ)の炬火祭です。
炬火祭は、壬申の乱(672年)のとき、大海人皇子(のちの天武天皇)が大友皇子との決戦に向かう途中でこの地を通過した際、民衆がかがり火を焚いて歓迎したという故事に基づき、長らく途絶えていたものを平成元年に復興した行事です。カヤで作られた最大径4m・長さ6mという巨大たいまつを担いで練り歩きます。燃え残りをいただいて帰ると厄除けになるといわれています。
今年は10月13日(日)の午後7時から行われます。
(点火は午後8時、終了は8時半ごろです。)
まだご覧になったことがない方は、ぜひ、お出かけください。
間近で見る迫力は素晴らしいですよ。
たいまつは京阪中書島駅前で点火された後、竹田街道を北へゆっくり進み、京橋の橋上で消火されます。
この日は御香宮神社の神幸祭も最終日で、1日じゅう神輿や獅子、武者行列などが巡行していますので、朝からでも楽しめます。今年は伏見出身の芸人、吉田敬(ブラックマヨネーズ)さんが一日警察署長として大手筋商店街をパレードするおまけつき。パレードは午後1時半からです。
ちなみに私は、十数人のカメラ仲間と撮り歩く予定。
2011年に炬火祭を動画で撮りました。興味のある方は こちらをご覧ください。