簡潔明瞭、いいキャッチフレーズですね。つい「命をとる」と答えてしまいそうです。
考える人はこれに乗せられてはいけない。 世の中のほとんどの場合は白か黒か…と聞かれても答えられない。
世の中はデジタルではない。0と1の一方に決められるものではない。道が二つに分かれていて右に行くか左に行くか…のような二者選択しかないケースはめったにない。しかもこの場合でも、止まることもあり得るし、間に新しい道を造ることもできる。
普通は黒と白の間のグレーの領域をウロウロ彷徨っている。
生きるか死ぬかそれが問題で、死ぬことに決めて自殺を図っても、失敗して半死すれば両者の中間にもっとも辛いことがあるのである。
上記命題においても取りあえずは命を失わなくてもお金がゼロになれば生きてはいけない。命と同時にお金も必要である。両端は同じ結果なのである。
原発即停止か、原発推進か。我々は子孫の幸せを護るためにはどの当たりで両者をバランスさせるべきか、それを悩んでいるのだ。たやすく命とお金のどちらをとる…などと言わないで欲しい。
オリンピックなどより原発問題の方が重要…との主張は私も賛成。もともとオリンピックをどこでやるのか…には私は関心がない。見に行きたい…なんて気持は全くなし。大阪の日本万博も家から会場までは近かったのですが、行かず仕舞い。
しかし、私のようなイベント無関心派は少数意見のようで、多くの人は東京で開催されることで元気が出るらしい。日本の元気のためにも旨くやってほしい。終了後はともかく、開催までは日本経済にもいい影響がありそうだ。原発だけではなくオリンピックもよろしく。