中書島駅の南、伏見港公園テニスコートの横に「織田信長公塚石」なるものがあります。 小屋のようなものは供物台で、後方の青い石がそれ。 石に文字などは刻まれておらず、人工的に切断した痕跡も見られず、単なる庭石のように見えます。裏側↓地元には信長の墓石との伝承があり、文字を彫っても消えてしまう不思議な石としてあがめられてきたとか。しかし、伏見城からはずいぶん離れています。伏見城内に建てるのが自然だと思うのですが…。ただ、宇治川中流の川原に転がっているような石ではないことは確かです。日本庭園に使う青石のような色合いで、形も味わいがあります。この場所はかつて墓地だったそうなので、庭園のあるお寺もあったのではないか……などと考えています。塚石の横に、「(南無阿)弥陀仏」と刻まれた石塔がありました。これも気になります。(ま、まさか、移転した墓地の残骸!?) Wikipediaによると、信長の霊廟や供養塔は全国に多数あるそうです。でも伏見港公園の塚石のことは載っていません。2007年に京都新聞で紹介されたことがあるようです。→ 記事