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2021年03月29日(月) 

 

>2021年03月06日 >楊海英『独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで』 >読書 アフロユーラシア史近現代 政治 > 文春新書の一冊として、文藝春秋社より2019年2月に刊行されました。>電子書籍での購入です。

>本書は独裁の観点からの中国近現代史です。

(略)

>共産党はモンゴルの有力者と義兄弟の契りを結び、独立を約束するなどして協力関係を築いていきました。

 

‘民族自決’ の理想は多民族国家の中国には無理な要求でしょうね。   

 

(略)

>毛沢東による独裁は、1950年代後半の反右派闘争でほぼ完成します。> 1950年代の大躍進政策と1960年代の文化大革命により、中国では多数の死者(とくに大躍進政策で)が出て、経済も大打撃を受けました。>本書はこの大惨事の要因が、毛沢東という独裁者だけではなく、共産党政権の志向・野望にもあった、と指摘します。

 

そうですね。中国は中原の鹿を追う伝統的な覇者の国ですからね。覇権を求めて世界への進出に意欲を燃やしているでしょうね。21世紀版の三国志を書いてみたいのでしょうね。覇者の物語は、中国人の愛読書となっている。

漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。だから、独断専行に陥りやすい。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

 

>本書は文革を、国際的(とくにインドネシアの九・三〇事件)および地方の視点(漢民族から見て「周辺地域」となるチベットやモンゴルやウイグル)と、中華人民共和国で繰り返され、今も続く「粛清の連鎖」との観点から把握します。

 

問答無用と粛清の連鎖は独裁国家にとっての必需品ですね。   

 

>「周辺地域」では文革期に、漢民族による強圧的支配が進行しました。

 

周辺地域には、東夷・南蛮・西戎・北てきの諸民族が住んでいますからね。漢民族は、覇権樹立に熱心でしたね。  

東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] とは、 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]   南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] とは、昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] とは、昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] とは、昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。

 

>本書はこの民族浄化の背景に 漢民族中心主義・中華思想があった、と指摘します。  

 

自己中心的な中華思想を成り立たせるためには民族浄化は必要な手段でしょうね。  

中華 (ちゅうか)  とは、[外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]   

 

>今も続く「粛清の連鎖」は、敵の定義の曖昧さと恣意性、誰でもいつまでも敵とみなされる可能性があることです。  

 

漢民族は意思の表明が無く、恣意 (私意・我儘・身勝手) の実行がある。だから彼らは信頼できず危険極まりない。  

 

>著者は1989年の天安門事件の直前に日本に留学しますが、これは、当時の学生運動に半ば見切りをつけたためでもあるようです。>モンゴル出身の著者にとって民族問題はひじょうに重要でしたが、北京の学生たちの多くは少数民族問題への関心があまりにも低いように、著者には見えたためでした。 

 

中華思想の持ち主にとっては、少数民族問題は大した問題になりませんね。やられたことは覚えているが、やったことは覚えていない。       、

 

> 改革開放路線で中国経済は飛躍的に発展しましたが、腐敗も進み、それは一部の不心得者が起こした例外ではなく、構造的必然だ、と本書は指摘します。>これは妥当な見解で、現代中国における腐敗と格差の背景には、根深い歴史的問題があると思います(関連記事)。

 

腐敗は昔からありましたね。漢民族の国の体質でしょうね。      

 

>現在の習近平政権は、反腐敗闘争で支持を得ましたが、腐敗は構造的問題なので、現代中国である程度以上の地位にある人間を腐敗の罪状で処分することはいつでも可能で、腐敗を理由とした政敵の追い落としも可能です。>じっさい、習近平政権はそうして政敵を失脚させてきたわけで、本書はこれを文革的手法そのものと指摘します。

 

力は正義ですね。   

 

> なお本書は、人類の起源について世界中のほとんどの学者はアフリカ起源説を基本に研究を進めているものの、中国は例外で、中国の学者だけは、今も中国人は「北京原人」の子孫で、人類の起源は中国と主張し続けている、と指摘しています。

 

どこの国にも例外はあるでしょうね。   

 

(略)

 

 

 

.

 

 

 

 

 


閲覧数280 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2021/03/29 16:33
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