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2021年06月26日(土) 

 

>香港紙廃刊でバイデン氏「中国の弾圧の激化」…「報道の自由にとって悲しい日」 > 読売新聞 2021/06/25 20:22

(略)

>24日、香港・九竜半島の街頭の新聞スタンドで、最後の蘋果日報を買い求める住民たち。>1面の見出しは「私たちはリンゴを支持する」との言葉だった=吉岡みゆき撮影     

 

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。   

何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)     

 

> 【ワシントン=蒔田一彦】米国のバイデン大統領は24日、香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)が当局の取り締まりで廃刊に追い込まれたことを受け、「中国政府による弾圧の激化だ」などと非難する声明を出した。

 

そうですね。’義を見てせざるは勇無きなり’ ですからね。彼はやりますね。   

 

> バイデン氏は「香港と世界中の報道の自由にとって悲しい日だ。

 

本当にそうですね。 中国政府は個人の考えの多様性を認めていない。    

 

>独立したメディアを抑圧し、異論を封じるために権力を行使している」と中国を批判した。  

 

考え (非現実) の内容は人により違いますからね。矛盾を含まない文章は、全て正しい考えを示している。権威主義者が異論を封じると没個性の社会になります。金太郎飴のような顔をした人たちばかりの国になる。 アメリカ人は自由を求めています。自由とは意思の自由の事である。さて日本人はどうかな。

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。これは縦並びの比較ということができる。進歩が期待できる。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' 対 '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり、'どっちもどっちだ' ということになり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の比較はこれである。この種の比較は復讐に復讐を重ねる民族同士の争いの原動力にもなっていて進歩が期待できない。

非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。日本人がともすれば異口同音の内容を語るのはこのためである。      

わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。個人の価値判断が抜け落ちている。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、日本人は個人主義が何であるかを理解することが難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。           

 

> その上で、中国が香港の自治や民主制度を攻撃し続けていると強調し、「香港の人々や、基本的自由のために立ち上がる全ての人に対する米国の支援は揺るがない」と強調した。

 

今回の中国政府の暴挙は近代の人権観念の端的な否定であり、見過ごせませんね。立憲主義、人権、民主主義といった近代憲法の諸概念は欧米由来のものであります。こうした諸原理自体は、多様な個人の共生を可能にする基礎であり、普遍的なものとして受け入れなければならないですね。   

 

 

 

 

 

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閲覧数414 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2021/06/26 02:08
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