>ダイヤモンド・オンライン >「日本ではスタートアップが育たない」は本当?日本通の米国人専門家が語る“足りないもの” > ミハシヤ 2022/11/02 06:00 (略) >このところ行政がスタートアップ支援を推進する動きが目立っている。 >例えば岸田内閣は2022年を「スタートアップ創出元年」とし、イノベーションの鍵となるスタートアップを5年で10倍に増やすと宣言した。 >経済産業省は6月に経済産業省と関係独立行政法人等が行っているスタートアップ関連の支援策を取りまとめた冊子を発表。 >東京都は「Tokyo with STARTUP」と銘打って東京都とスタートアップとの協働をさらに推進するとしている。 >これらをただの喧伝に終わらせないようにするには何が必要なのか。 >スタートアップ先進国・アメリカに本社を構えるケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)の創設者兼CEOであるティム・ロウ氏に話を聞いた。 >ロウ氏は日本への留学や、日本企業で働いた経験もあり、流暢な日本語を操る日本通としても知られる。 >(ジャーナリスト/PRプランナー ミハシヤ) (略) >日本のスタートアップに足りないものは? > 他の先進国と比べると、日本のスタートアップを取り巻く環境は出遅れている。 >例えば、アメリカの調査会社「CB Insights」のユニコーンリストに載っている日本企業はわずか6社だ(2022年10月14日現在)。 >経済規模から考えるとかなり少ないといえるが、日本には何が足りないのだろうか。 > ロウ氏は「日本人は仕事に対する意欲が高く、世界規模で見てもとても勤勉であると思います」と評価する。 >一方で、起業家が増えない背景として日本人の行動特性も影響しているのではと指摘する。 >「日本人は、周囲の行動や挑戦する様子を注意深く観察しています。
そうですね。’人の振り見て我がふり直せ’ ですね。自分自身に考えがない。
>周りの人々が挑戦していたり、既に取り組んでいたりすると分かれば、大きなリスクがあっても挑戦することができます。 >その一方、例えば、サーフィンをするのにとてもいい波が来るビーチが目の前にあったとしても、他にサーフィンをしている人がいなければ、日本人はその波に飛び込むことをためらってしまいがちです」
そうですね。失敗してはいけない。’出る杭は打たれる’ ですね。 日本人には意思がない。だから受動ばかりで、能動がない。大概の人は指示待ち人間になっている。
> 皆がやり始めてから行動に移すのでは、好機を見過ごすことになりかねない。
そうですね。それはオリジナリティのない励みになりますね。後追いと受け売りの生活ばかりになりますね。
> さらにロウ氏は「国際的な視野を持ったスケールの大きな企業ほど、競争に勝てる可能性が高くなるということを、もっと意識すべきではないか」ともいう。
そうですね。我々は井の中の蛙ではいられませんね。日本人は内向き姿勢ですね。外国には人間序列の社会がありませんからね。わが国への帰属意識が日本人の外国進出を阻んでいますね。
>「例えばアメリカのスタートアップの多くは、起業したときから世界の市場を視野に入れています。
日本語の文法には時制というものがありませんから、日本人には過去・現在・未来の世界観がありませんね。ですから、未来社会の内容は常に想定外になっていますね。
>起業したばかりのときは国内市場での成功にのみ着目してしまいがちですが、日本で生まれるスタートアップは、事業が軌道に乗った後も世界市場へのシフトに苦戦しているように思います。 >早い段階で国外の市場を視野に入れることができれば、自社のサービスやプロダクトを世界規模で展開し、コストダウンや技術革新などに力を入れることができるでしょう。 >そうすることで、厳しい競争の中でも生き残っていくことができるはずです」 >“世界で勝つ”にはそれなりの規模が必要なのだ。
世界で勝つには世界観の内容が必要ですね。
>もちろん日本の企業もその点は理解しているはずだが、まだまだ甘いのかもしれない。
日本人の世界観は五里霧中といったところですね。
> 世界を市場として捉えるには何をすべきなのかというと、実際に海外に行って国際的な視野を持つことが不可欠であるとロウ氏は語る。
全く同感ですね。
>「海外のスタートアップに就職をしたり、アクセラレーションプログラムに参加したりするのもよいでしょう。 >ビザの問題や言葉の壁を理由にちゅうちょする人もいるかもしれませんが、方法はいろいろあると思います」
我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
>激動の時代は、スタートアップにとって「追い風」 > コロナウイルスの蔓延やウクライナ戦争など、この数年で世界は大きく変わったが、激動の時代というのはスタートアップにとってはむしろ追い風であるとロウ氏は言う。 >「物事がうまくいっているとき、人は変化を望まないものです」 > ピンチをチャンスに変える、それこそが起業家の考え方だという。 >「明治維新は日本を近代化、国際化に導きましたが、それを余儀なくさせる時代の必然的な流れが背景にあったといえます。 >現在の日本は再び維新の時を迎えているのではないでしょうか」
イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で、以下のように述べています。 日本人は全員一致して同一行動がとれるように、千数百年にわたって訓練されている。従って、独裁者は必要でない。よく言われることだが、明治というあの大変革・大躍進の時代にも、一人のナポレオンもレーニンも毛沢東も必要でなかった。戦後の復興も同じである。戦後の復興はだれが立案し指導したのか。ある罷免された大使が、ドゴール、毛沢東、ネールの名はだれでも知っているが、吉田茂などという名は特別な知日家を除けばだれも知らないと言っているが、これは事実である。(引用終り)
> 日本では第2次世界大戦後に多くの企業が誕生した。 >経済に勢いがあった1970~80年代、それらの企業には活気があった。 >しかしその当時誕生した企業たちは現在、人間でいえば70歳、80歳の高齢者になっている。 >「今の時代に不安や危機感を抱いている人は少なくないと思いますが、それを好機と捉えることもできるはずです。 >危機は時に味方になります。 >“よいクライシス”もあるのです」 > 人々は危機にひんしているときに初めて変わることができる。 >つまり、危機があるからこそ変化できるのだ。
そうですね。何もかも危機があるからですね。
>新しい価値を生み出すのは、新しい企業 > 変革を進める鍵となるのは、新しい企業だ。 >「起業家の育成がなぜ重要かというと、起業家こそが世界のさまざまな問題を効率よく解決できるからです。 >例えば、地球温暖化や食の安全性などの課題解決には、今までにない斬新なアイデアが必要です」 > 従来の慣習にとらわれていては柔軟な発想はできないし、その新しいアイデアを実現できるのは、ほとんどの場合が新しい企業なのだという。 >「一般的に、時を経て組織の文化は形成されますが、同時に時を経るほど形成される慣習からは抜け出すことが難しくなっていきます。 >これは日本だけではなく世界共通の現象といえます。
そうですね。世界には強固な仕来りに苦しめられている人も大勢いますね。
>したがって、もし新しいことに挑戦したいのであれば、新しい組織を構築することが必要なのです」 > 冒頭でも述べたが、ロウ氏は日本との関わりが深い。 >話を聞いていても、日本人の性格や習慣をしっかり捉えていると感じた。 >よい部分だけでなくネガティブな部分も見ているはずだが、日本の将来の可能性を高く評価しているという。 > ロウ氏の指摘とも重なる「チャレンジ精神が足りない」「グローバルな視点に欠ける」などは、日本人の特性として以前からよく議論されていることであるが、なかなか変わることができない部分であるともいえる。
何事もお変わりのないのが何よりなことです。
>行政のスタートアップ支援というと、鳴り物入りの派手な施策を思い浮かべがちだが、まずは変化すべきところを変えていかないと先に進めないのではないだろうか。 >根本的な課題を解決することの重要性を改めて感じた。
根本的な課題が何であるかを考えることが大切ですね。
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