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2023年09月29日(金) 

 

>現代日本の大学生はどんな大学生活を送っているのか。   

>京都精華大学准教授の白井聡さんは「いまの大学生を観察していると、ともかく窮屈そうだ。   

>授業をしに教室に行くと、学生はいるのに電気がついていないことがある。   

>自分が率先して電気をつけることで周囲から突出したくないようなのだ」という――。   

>※本稿は、内田樹、白井聡『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)の一部を再編集したものです。   

>小学3、4年生頃から「縮こまる」子どもたち   

>【白井】前にも「子どもたちが萎縮している」という議論はしましたよね。   

>園児たちはみんなすごく伸び伸び元気にやっているけれども、小学3、4年生頃から縮こまるようになって、大学生になると本当に覇気がなくなって萎縮している。   

>その背景には、特に90年代後半から組織文化の中に評価や査定が持ち込まれたことがあると。    

 

減点法ですね。   

 

>【内田】「縮こまる」といういまの白井さんの表現は適切だと思います。   

>2016年に米誌「Foreign Affairs」が日本の大学教育について特集したことがありました。   

>記事は「この四半世紀の日本の大学教育、教育行政は全部失敗した」と総括していましたが、印象に残ったのは、教員や学生に対するインタビューで、大学教育についての感想として、教師も学生も似た形容詞を使っていたことでした。   

>彼らが大学に対して感じることとして選んだ形容詞は三つで、「trapped(罠にかかった)」と「suffocating(息ができない)」と「stuck(身動きできない)」でした。   

>狭い穴の中に押し込められて、身動きの自由がきかず、息が詰まるというのが学生たちの大学生活の身体実感なわけです。   

 

被害者意識ですね。  

意思の無い日本人には加害者意識 (罪の意識など) がなくて被害者意識だけがある。    

 

>「体育座り」は自分自身を縛り付けている   

>【白井】いわゆる閉塞感ですよね。   

>【内田】閉塞感が心理状態というよりほとんど身体実感となっている。   

 

日本人には意思が無くて恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。恣意を抑えるために作法 (決められた言動) を覚えさせる。作法を励行していると閉塞感に襲われる。 礼儀正しい日本人の悲哀である。   

 

>子どもたちが身動きできず、ゆっくり息もできないと感じているのは、制度的に管理されているというだけじゃないと思います。   

>子どもたち自身が自分で自分の心身を管理し、抑圧している。   

>その典型が「体育座り」です。   

>膝を抱え込んで床に座る体育座りは、自分の腕と足を檻にして自分自身を縛り付ける体位です。   

>胸が締めつけられているから深い呼吸ができない。   

>手遊びができない。   

>立ち歩きができない。   

>子どもたち自身が自分の身体を身動きできない状態にしている。   

 

そうですね。序列人間の作法ですね。    

 

>竹内敏晴さんはこの「体育座り」を「日本の学校教育が子どもたちに及ぼした最も罪深い行ない」だと批判していました。   

>体育座りは今の学校教育を身体的に表象していると思います。   

>子どもたちは自分自身で自分の心身を縛り付け、息ができないようにしている。   

>子どもたち相互でも、お互いがお互いの檻に相手を閉じ込めていく。   

>それぞれが囚人でありかつ看守であるという仕方で相互に監視し合っている。   

>教師や親も子どもたちを監視している。   

>だから、彼らが「罠に嵌(は)まって」、「身動きできず」、「息苦しくてたまらない」という身体印象を語るのは当然なんだと思います。   

 

外国ではやらない座り方だそうですね。教育責任者の意見はどんなものですかね。教育の権威者による体育座りの禁止命令は出ないのですかね。   

 

>「キャラ」は自分自身を閉じ込める檻   

>【内田】前に「中高一貫教育は非常によくない」という議論をしましたね。   

>12歳の時に設定したキャラクターを18歳までに変えられないからよくない、と。   

>中高一貫の男子校出身の白井さんはあまり同意してくれなかったけれども(笑)。   

>思春期には劇的に心身が変化します。   

>読む本も聴く音楽も観る映画も変わる。   

>性的指向も変わる。   

>当然、それまでの友だちとは話が合わなくなる。   

>でも、孤立は怖い。   

 

孤立は序列人間そのものの否定ですね。序列人間の失格ですね。      

 

>だから仲間にとどまろうとして無理しても同じキャラを演じ続ける。   

>キャラを演じている限りは集団内部に居場所がある。   

>でも、このキャラなるものは、自分自身を閉じ込める檻でしかないわけです。   

>その檻の中にとどまるということは、自分の変化や成長を自分自身で妨害しているということになる。   

>日本社会は、学校に限らず、あらゆる組織が個人を檻の中に閉じ込める仕組みになっているように見えます。   

>子どもたちが「有名になりたい」という欲求を持つ理由は単純ではないですけれども、有名になることによって、押し込められて、息ができなくなっている檻の中から解放される。   

>そういう夢を託している面があるのではないかという気がします。   

 

彼らは恣意 (私意・我儘・身勝手) の自由が欲しいのですね。恣意の自由は ‘自由の履き違い’ ですね。ですから、’不自由を常と思えば不足なし’ となります。          

 

>教室の電気をつけない大学生たち   

>【白井】なるほど、ずうっと自分が閉じ込められていたキャラクターから有名になって脱出すると。   

>確かにいまの大学生を観察していても、ともかく窮屈そうです。   

>たとえば、授業をしに教室に行くと、教室の電気がついていないんですよ。   

>薄暗い部屋で、黙ったままボオッと席に座っている。   

>まことに不気味な光景ですが、私は何度も遭遇していますし、多くの同業者が同じ証言をしています。   

>どうやら、自分が率先して電気をつけるという行為によって周囲から突出したくないようなんです。   

 

‘出る杭は打たれる’ からですね。   

 

>そのような状態がいかに異常なものか、当人たちが気づいていない。   

>この光景に遭遇する度に、私は説教をかますようにしていますが、それでもこの光景が減らないところを見ると、他の大学教員たちはこの状況を肯定してしまっているようです。   

>こうした精神状態で知的発展というものができるわけがない。   

>ほとんど引きこもりのような精神状態です。   

 

日本人には意思が無い。だから指示待ち人間になっている。自主性の無さが禍のもとになる。   

' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)   

 

>例外的にそうした状態と無縁の学生はいて、そのような学生に限って社会的関心は高く、勉強熱心でもあります。   

>そして、私が見る限り、そうした学生は精神疾患の発生率が高くて、程度はいろいろですが、鬱病が多いです。   

>調子のいい時はいいけれども駄目な時は駄目で、普通に見えても、実はずっと服薬しているといったケースをよく見聞きします。   

 

(略)

>---------- 内田 樹(うちだ・たつる) 神戸女学院大学 名誉教授、凱風館 館長 1950年東京都生まれ。   

>東京大学文学部仏文科卒業。   

>東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。   

>専門はフランス現代思想、武道論、教育論など。   

>2011年、哲学と武道研究のための私塾「凱風館」を開設。   

>著書に小林秀雄賞を受賞した『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)、新書大賞を受賞した『日本辺境論』(新潮新書)、『街場の親子論』(内田るんとの共著・中公新書ラクレ)など多数。    

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>---------- 白井 聡(しらい・さとし) 京都精華大学准教授 1977年東京都生まれ。   

>思想史家、政治学者。   

>早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。   

>一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。   

>博士(社会学)。   

>著書に『永続敗戦論──戦後日本の核心』(講談社+α文庫、2014年に第35回石橋湛山賞受賞、第12回角川財団学芸賞を受賞)をはじめ、『未完のレーニン──〈力〉の思想を読む』(講談社学術文庫)など多数。   

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閲覧数220 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/09/29 12:58
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