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2011年05月26日(木) 

今日は暖かい湘南。22℃超えて風も無く海も穏やか。

やっと先週の三陸への旅の疲れが取れた。



『陸前高田』のレポート

三陸海岸での酒造では国高も多く、評判も上がっていた

酔仙(すいせん)酒造。



ここの津波画像で、大きな木造建物(蔵:文化財だった)

が流れて行くのを見た方も多いのでは・・。



此処との縁は、我が酒の会(正木・寺家・池田による)。

数年前から、岩手の酒いろいろを味わっていた我々。

昨年とうとう正木さんと寺家さんが電車に乗り此処を訪問。



建物も良し!

人も良し!

酒も良し!



津波が無くても、私も今年の岩手行きには寄る予定だった。

しかし、大津波のお陰で我が車でここを訪問する事となる。



街では無くなったが、人は沢山現在も頑張っている。

飲料水は未だに供給されていないが、井戸で補う家もある。



標識の無い、目標も少ない平地。

しかし、高台には多くの家が残り、いろいろな施設もある。

この市域は西に25kmと奥が深い。

山道の脇では農家が田植え準備をしていた。

JRも陸前矢昨(やはぎ)駅までは元の姿に近い。



その先の橋が残り、その周辺からは水溜まりと瓦礫が続く。

田や畑に海から運ばれた瓦礫類はかなり綺麗になった。

梅雨を迎えるので、河川の瓦礫類も優先的に処理された。



瓦礫と廃屋(木造は殆ど無い)の間の道は清掃が進む。

自衛隊の方々も道路の清掃と維持管理にご苦労されていた。

未だに見つからない方々多数も・・

気仙川の6km上流地点まで遺体が運ばれた由。



有名だった松原は1本残して壊滅。

赤松の残骸はキチンと保管されていて何れ薪として再利用

とか・・太くて立派な材にみえましたが。



津波で壊された自動車は数ヶ所で保管。

見事な変形ぶりのものも多い。

しかし、使えそうなボディもある。



さて、酔仙の酒造跡を見る。

高田町大字大石がその地。

周辺にはコンクリートプラントが形として残る。

しかし、酒造跡にはタンクが何本かとかなり減った残骸が

残るのみ。

敷地は何も無くなっても広さがある。



50人の職員がいたが、その2割が犠牲になる。

知人は営業で他の地域にいて津波に遇わず。

大地震時には作業中で、その場で解散。

すぐ裏に台地がある。

高台へ脱げる人、家族を迎えに行く人

運命がいろいろ左右した模様。



瓶詰した酒がこの地に砂で埋まるも残る。

その2本を今回頂いた。



宿泊地に兵庫教育大富永先生と臨床心理士の皆さん多数が

居られて(高田と大船渡へケアに来られていた)

夕食時に味見をして頂いた。

『美味しい!』と皆さんが仰る。

幻の酒・・も味見して頂いたので、今後愛用して頂けるかも。



なお、現在は全員解雇で失業保険で何とか凌ぐ。

11月酒造り再開を目指して、近隣の酒造と作業スペース確

保に向けて調整中。

日本酒造りから撤退間もない蔵が借りれたら、最高ですが。

がんばれ~!



一ノ関へ60km。

皆さんは車利用ですので、JR運休でも1時間で参集出来る。

車が無いと生活出来ないという地域でもある。



「車は贅沢品」と未だに色々な税を掛け、ガソリンの税も無く

ならない。



都会のベンツ乗りには課税も分かるが、地方の必需品には消費

税だけで勘弁して欲しい。

ガソリン税廃止で政権奪取の民主党・・・何にも公約守れずだ。

大地震大津波の勢にして、今後も誤魔化すのでしょうが。



画像:陸前高田 酔仙酒造跡

5月19日撮影



   


閲覧数975 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2011/05/26 17:49
公開範囲外部公開
コメント(1)
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  • 2011/05/26 19:23
    造り酒屋さんは壊滅すると立て直すのが大変です。
    よくぞ無事で・・・
    次項有
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