宇治橋の上のお茶の木の植え込みが今、花盛りですね。
宇治といえばお茶と源氏物語、それに平等院ですが、
源氏物語の作者の紫式部や、平等院を建てた藤原頼道もお茶を飲んでいたのでしょうか。
お茶が日本に伝わったのは遣唐使の時代といわれていますが、菅原道真によって遣唐使が廃止(894年)されると、お茶を飲む習慣もしだいに途絶えたようです。再びお茶を持ち帰り、栽培を奨励したのが臨済宗の開祖、栄西禅師で、鎌倉時代初期(1191年ごろ)のことです。
紫式部は970~1030年ごろに生きた人。平等院を建てた藤原頼道は992~1074年。
どちらも喫茶の習慣が途絶えていたとされる時期の人なので、お茶を飲んだことがなかったかもしれませんね。