させて頂く 1/2 |
>362742 だれにも嫌われたくない心理 なんでも「~させていただく」社会の裏にあるもの >匿名希望 20/12/18 PM03 >リンク より引用しています。 >*** >(中略) >◆表面上だけでも“丁寧に” >最後はこの種の表現の横綱級である「~させていただきます」という表現について三つ。 >一つは、郊外のある住宅街でのこと。 >その一画にあるアパートで外壁の修復工事が始まることになった。 >工事に際してはなにやら大きな音がでるらしかった。 >そこで、工事責任者が近隣の家に了解と謝罪のために回ってきた。 >30歳前後の彼は、「すいませんが、工事で大きな音を出させていただくので~」と言う。 >確かに「~させていただく」は、「相手方の許しを求めて行動する意をこめ、相手への敬意を表すという意味がある。 >しかし、つかわれる内容(行動)次第ではどうみても不適当になる。 >「工事で騒音が出る」という、明らかに良くないことをするのに許しと敬意を表すのは変だろう。
止むを得ず出す騒音の許しを近隣の人に請うのでしょう。仕方のないことでしょう。
>次に、北朝鮮のロケット発射事件で、政府が「発射された」と誤報を流した問題について、その直後、浜田靖一防衛大臣が、テレビで反省の弁を述べたとき、防衛省内での必要な指示を「~伝達させていただいた」などと言っていた。 >組織のトップとして極めて重要な指示を部下に出すのに「~させていただく」などと言っているのだ。>そして最後に官房長官から情報伝達に関しての注意があったことを示し、「~私としてもそれを防衛省全体にしっかりと届くように、幹部の方から末端まで指示をさせていただいたところであります」と言っている。>「指示をさせていただく」である。
指示は防衛大臣の義務ですね。
>「指示する」にも「集中する」にも、そして「検証する」にも、遠慮やへりくだりはいらない。
そうですね。へりくだる必要はないですね。
>必要なのは、迅速で確固たる意志だ。>だから「集中し」、「検証し」と、ストレートに言うべきである。
そうですね。国語の勉強ですね。
>政治家は大衆の動きに敏感だから「~させていただく」と言った方が、いまの風潮にあっていると感じているのか、あるいは謝罪会見だから、なんでもとにかくへりくだっていた方がいいと思っているのか。 >浜田大臣を特に批判する意図はないが、もう少し言葉を大切にされたほうがいいのではないか。>繰り返すが言葉は言葉だけの問題ではなく、思考、思想と密接に関係しているのである。
そうですね。 日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。わが国が学歴社会である云うのも、序列社会の言い換えに過ぎない。 日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。 序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであるという価値観を共有している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の表現に過ぎないため、個人的精神的な意味がない。無哲学・能天気である事は、人々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。
>三つ目はとうとう「~させていただく」もここまで来たかと唖然とさせられた事例である。 >あるIT関係の会社の会議で、若い社員による報告のなかでそれはつかわれた。 >その会社の事業の一つとして携帯サイトを通じて会員制ビジネスを構築しているのだが、その男性社員は現在の会員数を報告するとき、「会員数は1万2000人とさせていただいています」と言ったのだ。 >これには聞いている若い同僚も「うん?」と首を傾げた。 >その時点におけるただの会員数の報告である。 >先々月は9000人、先月は1万人、といった事実の報告である。 >それがどうして、させていただかなくちゃならないのか。
丁寧というか、したてに出るというのか、話者は非常に神経を使っていますね。
>こういう人は「5×4は20とさせていただきます」とか、「鎌倉幕府ができたのは1192年とさせていただきます」とか言うのかね。 >まさに、なんでも「~させていただく」世の中になってしまったようで、笑えるくらいだ。 >しかし、これが笑ってばかりもいられない。>おかしなものも世に広まると、それが常識になってしまうから恐ろしい。
日本の常識は、世界の非常識ですかね。
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