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2021年06月12日(土) 

 

 

>内田樹が少し前の「AERA」の巻頭エッセイで『児童生徒の夢を管理したがる文科省 最短距離・最短時間=最善ではない』と題して、将来の夢を想定して、その実現のために事細かな計画を策定せよという、文科省肝いりの指導に対して苦言を呈していた。

 

夢は当てにならないもののたとえでしょうね。夢は見ることはではても触れることの出ないもの。夢幻の如くなり。      

 

>高校生に対して「9月までに将来の夢を確定し、そのための計画を立てること」といった宿題が出るらしい。 

 

かの有名なキング (Martin Luther King, Jr.) 牧師は招集に対して夢を語りかけました。「私には夢がある。いつかジョージアの赤い丘の上で、昔の奴隷と奴隷所有者の息子たちが兄弟のように一緒にテーブルにつくことができるようになることを……」。原文では、I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood. となっていますね。

‘一緒にテーブルにつくことができる’という夢の内容は日本語訳では現実の内容として表現されていますが、彼の英文の副文になっていて箇所は、’will be able to sit down together’ と未来時制になっている。つまり考え (非現実) の内容として正しく表現されている。これが注目に値するところです。   

日本人の夢の内容はどうしても白昼夢になりますね。内容が過去のことか現在のことか未来のことか区別ができない。それがアメリカ人の夢とは違うところでしょうね。 

 

>「どうして文部科学省はそれほどまでに子どもの成長過程を管理したがるのか。

 

恣意 (私意・我儘・身勝手) の人である子供は信頼できないからでしょう。   

 

>どうして子どもが無駄な迂回をすることなく、決められた軌道を最短距離・最短時間で進むことが人生の緊急事だと信じられるのか。

 

日本人が子供の教育課程をロボットの製造工程と同じように考えているからではないですか。

 

>私には理解できない」(内田樹、AERA 2021/5/24)  

 

同感です。   

 

>文科省の役人もバカではないから、そんなことを信じている奴はほとんどいないだろうが、権力は好コントロール装置なので、名目は何であれ国民をコントロールしたくて仕方がないのだ。  

 

そうでしょうね。文部省には他に目的も存在しないようですね。   

日本人は考えができない。だから無哲学・能天気の状態になる。    

現実の内容は日本語の文章になるが、非現実の内容は日本語に時制がなく適当な構文ができないので文章表現にならない。非現実の内容とは、考えの内容の事である。その内容は見ることができない。考えの内容がなければ、人は思考停止の状態にあるということである。   

空の頭に内容を詰め込むには暗記が必要である。そして、暗記修行の暁に人は他人の受け売りの専門家になる。これでは何ら新しい内容は出て来ない。

人の考えは様々である。人々は考えの自由を求めている。だから、個人主義を認めることには意義がある。

一党独裁の国では個人に考えの自由がない。だが人々は考えの自由を欲している。だから個人の考えは独裁者への裏切り行為として存在することになる。だから、常に粛清が必要になる。アメリカ人は個人の意見があるから、独裁と粛清の世の中には激しい反発を示す。日本人は個人の考えがないから、’不自由を常と思えば不足なし’ と信じて、忍耐と努力で不自由の苦難を乗り切ろうとする。日本人は自分たちのやり方を地に足の着いた確実な方策であると信じている。だから日本人は保守的である。

 

>大人は飴をちらつかせたり、恐怖を煽ったりしない限り、コントロールするのは難しいが、子どもをコントロールするのは比較的簡単なので、権力の意のままになる国民を養成すべく、初等中等学校に対して、政治的な介入が行われることになる。 

 

日本人は政治にそれほど関心がないのに政府に依存し、国からの発言を待っている。 (ウスビ・サコ)      

 

>私が高校性の頃も、「期待される人間像」なんていう愚にも付かない作文が文部科学省主導のもとに作成されたが、期待される人間像になるための計画を立てて提出せよ、といった宿題は出なかった。

 

宿題はなかったですね。文科省には人間像に合わせた生産計画があったのですかね。     

 

 

 

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閲覧数793 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2021/06/12 17:57
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