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2021年09月26日(日) 

 

 

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>東大法学部の縄張りと化す財務省の浮世離れした出世競争の内幕  > 長野 光 2021/09/25 06:00

 (略)

> 霞が関のトップエリートが集まる財務省(旧・大蔵省)。

>古くは1998年の過剰接待汚職事件、近年ではセクハラ問題や決裁文書改ざん問題等、官僚による事件やスキャンダルが続いている。

>昔のように優秀な人材が官僚を目指さなくなっているという声もあるが、少子高齢化や気候変動、新型コロナウイルスなど霞が関の官僚が対応を迫られる問題は日々深刻さを増している。

> 受験戦争を勝ち抜いた末に行き着く立身出世の世界とは?『財務省の「ワル」』を上梓したジャーナリストの岸宣仁氏に話を聞いた。(聞き手:長野 光、シード・プランニング研究員)

>──財務省で「ワル」という場合は悪人ではなく、一種の尊称として使われてきたと本書の冒頭にあります。

>勉強もできるが遊びも人並み以上にできる、省内に巣食う「ワル」がどんな人たちなのか教えてください。

>岸宣仁氏(以下、岸):私が読売新聞経済部の記者として、大蔵省(現・財務省)を担当したのは1981年(昭和56年)のことです。

>主計、主税、関税、理財、銀行、証券、国際金融・・・。当時の大蔵省は日本のすべての情報が集まっていたと言ってもいいほど、大きな権力を持っていました。

> 大蔵官僚たちは自他ともに認めるエリート中のエリートで、四谷大塚や東京大学、国家公務員試験、司法試験で主席や一番だったというような、ずば抜けて頭がいい人が集まっていました。

>しかし、必ずしも成績優秀な人が出世しているわけではありません。

> 現在の矢野康治さんまで、事務次官は全部で36人いますが、私が調べた限りでは、国家公務員試験で一番になった人で次官になったのは、1953年(昭和28年)入省の吉野良彦さんだけです。

>では、成績以外の出世の要素が何かというと、遊びも人並み以上にできる、ということなんです。

> これまで大蔵省、財務省において不祥事が繰り返されてきました。

>最近では、森友学園に関する公文書改ざん問題や、次官による女性記者へのセクハラ問題が記憶に新しいですね。

>明治期にキャリア制度ができてから、ここには脈々と流れる「ワル」という精神風土があります。

>かつては旧制一高出身者が多かったので、旧制一高の蛮カラな校風が根付いたという側面もあります。

> ただ真面目な仕事のできる人間ではなく、遊びの才能もある「仕事のワル」が、いつの間にか「生活全般のワル」に変質し、出世の階段をしたたかに上って組織の中枢を牛耳っていく。

>その文化が、大蔵省、財務省を「滅びの世界」へ導いた根底にあると僕は考えています。

 

日本語には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していない。   

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。

日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。これは序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的な意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。   

 

>「ジャングル・ファイア」を編み出した若手官僚       

>──大蔵省の官僚の間で一時期、陰毛に火をつける「ジャングル・ファイア」という遊びが宴会の席で流行ったと書かれています。

>官僚たちが集まって陰毛を燃やし合っていた背景には、どのような心理があったのでしょうか。

>岸:1998年、大蔵省の職員ら112人の大量処分が出た過剰接待汚職事件がありました。

>当時はノーパンしゃぶしゃぶ事件として有名になりましたが。

>彼らは銀行などの金融機関から毎晩、新橋や向島で接待を受けていて、スケジュールは3カ月先までぎっしり埋まっていました。

> 遊びって、どんどんエスカレートしていくんですね。

>もっと面白いことを求めて止まらなくなる。

>ノーパンしゃぶしゃぶ店に物足りなくなった上司の「もっと面白い遊びはないか?」という要望に、入省2、3年目の若手官僚が応えて「ジャングル・ファイア」という余興を持ち込んだんです。

>彼は東大運動部出身で、実はこの遊びの起源は東大運動部にあるのですが。

> 非常に優秀な上に、こんな面白い遊びを提案したので、この若手官僚を上司は高く評価します。

>だから、ただ仕事ができれば評価されて出世できるというわけではないんですね。

>ちなみに、彼は現在、国会議員として活躍しています。

> その頃、最も遊んでいた数人のうちの一人が振り返って言っていました。

>「霞が関の窓からしか外を見られなかった」と。

>大蔵省のキャリア官僚は20代後半で税務署長として地方の税務署に着任します。

>エリートだからと大事に大事に守られていた。

>そうしたら自分の周りだけが世界のすべてになってしまっていた、ということなのかもしれません。       

 

宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ています。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話であります。

宮「憲法に三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り)

著者は、日本人の知的低水準の問題を指摘している。官僚もそれを確認している。官僚にすがらなくてはならない事情もよく説明されている。無哲学・能天気では、英米流の政治は成り立たない。有識者・知識人は、英語に基づく考え方をも理解しなければならない。これが日本病の原因療法である。役人が日本をしょって立つのは対症療法でしかない。

 

>東京オリンピック・パラリンピック組織委員会事務総長を務めた武藤敏郎氏も大蔵・財務次官を経験したが、日銀総裁にはなれなかった(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

>──本書の中は、いかに財務省に東京大学法学部の人間ばかりが採用されてきたのかという点が繰り返し書かれています。

>東京大学法学部と財務省の深い絆の歴史について教えてください。

>今も財務省は東大法学部の縄張りなのでしょうか。

>岸:1894年(明治27年)に高等文官試験(高文)が実施されて、キャリア官僚制度はスタートしました。

>それから100年以上、キャリア官僚制度はもちろんマイナーチェンジはしていますが、基本的な部分は変わっていません。

> かつては旧制一高―東大法学部―大蔵省というコースを歩む人がほとんどでした。

>現在も東大法学部出身者が、だんだんその割合は減ってはいますが、8割以上を占めます。

>次官経験者の36人のうち、32人は東大法学部出身です。

> そういう東大法学部ばかりの組織の中で、それ以外の出身の人が生きていくのは大変ですよ。

>「そう言えば、あの時、法学部の何番教室でこんなことがあってさ」なんて盛り上がるんですから。

>東大法学部は身内で、身内しか会話についていけない。

>その中で出世していかなければならない、改めて過酷な役所だと感じました。

>数年前に出回った財務省「パワハラ番付」とは

>──数年前、財務官僚のパワハラ度を測る恐竜番付なるものが明るみに出た、と本書の中にあります。

>恐竜番付とは何でしょうか。

>どんなことが記されているのでしょうか。

>岸:恐竜番付というのは、「嫌なパワハラ上司の番付表」です。

>財務省の中で誰が書いたのかは分からない。

>おそらく複数の人が集まって作り上げたものだと思います。

>全部で3通あって、例えばセクハラ行為で辞任した福田淳一さんは西前頭4枚目(2005年版)、佐川宣寿さんは東前頭4枚目(2005年版)と西前頭6枚目(2013年版)に記されています。

> パワハラする人間もけっこう多いんですよね。

>自分が優秀で仕事ができる反面、そうではない人を徹底的に叩くし、仕事も遊びもできない人には声もかけない。

> この恐竜番付には、フラストレーションのはけ口ということ以外に、おそらく「お前ら、これからもこういう態度を取っていると危ないぞ」という警告の意味がある。

>今の次官の矢野康治さんが官房長の時に、「360度人事評価」を導入しました。

>これは上からだけではなくて横や下からも評価しましょうというものですが、恐竜番付はこの「360度人事評価」の先駆けだったと考えています。

>──「我ら富士山、他は並の山」を自任する超エリートの集団である彼らは、他省庁に比べて若いうちから「将来の次官候補」が噂にのぼる傾向が強かった、と書かれています。

>財務官僚が入省してから次官になるまでの道のりについて教えてください。

>岸:まず出世の第一関門は課長補佐(主計局の場合は主査)です。

>だいたい30代後半くらいですね。

>例えば公共事業主査とか厚生労働主査、あるいは主税局だったら税制第一課課長補佐あたりかな。

>筆頭主査をどこで務めたか、ということが最初の勝負です。

 

 

 

 

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閲覧数25 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2021/09/26 11:15
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