松井啓氏 |
>北方領土はクリミヤ半島とは別物 >公開日: 2015年7月28日 >初代駐カザブスタン大使 松井 啓 > 2014年2月のロシアによるクリミヤ半島併合に異を唱え米欧は対ロ制裁を科し日本も同調し、ロシアはG8から外された。
ロシアのクリミヤ半島併合はG7の義に反したのですね。
>G7の結束を示すため日本が制裁に加わることは当然としても、ロシアの制裁反攻勢もありEU諸国中でもロシアとはそれぞれ歴史的経済的関係が異なり足並みが乱れ、またアメリカとEUも一枚岩ではなくなってきている。
現実界は千変万化しているので決して同じものにはなりませんね。各国それぞれの努力で現実の内容を義の内容に近づけて ‘中庸の徳’ を実現するしかないですね。
> 日本にとってのウクライナの重要性は地政学的にもNATO等の軍事的観点、また天然ガス等のエネルギー事情、貿易の観点からも欧州諸国とは異なる。
そうですね。何事に関しても現実 (事実) は同じにはなりませんね。同じになるものは義でしょうね。義は考え (非現実) の内容だから同じになる可能性があります。
>クリミヤ半島は1953年にフルシチョフの意向により当時ソ連邦の共和国であったウクライナに譲渡されたが、ロシアの重要な軍事基地があり、住民の80%はロシア人である。 >他方、日本がポツダム宣言受諾後にソ連により不法に占拠されている北方4島は1956年の日ソ共同宣言第9条で、ソ連(露)は平和条約締結後に歯舞及び色丹の2島を日本に引き渡すと明記されている(国後、択捉の2島については言及なし)。
北方4島の住民は当時100%日本人でしたのでしょうね。平和条約の締結は領土が確定した証としてなされるものではありませんか。
>このように北方領土はクリミヤ半島とは歴史的背景が異なるので、この二つを結びつけて同列に論ずることは日本自身の首を絞めロシアの手を縛ることになる。
各国にはそれぞれの違った歴史的背景がありますね。しかし、義を論ずるのであれば、各国同列であると考えるのが筋ですね。子供も大人も理屈は同じになるということです。
> 戦後70年を経ても両国間に平和条約が締結されていないのは「異常なこと」(プーチン大統領)であり、日本がロシアと平和条約締結交渉を始めることは何ら欧米の結束を乱すことにはならず、表立って異を唱える国はないであろう。
そうですね。
>国際政治では領土問題は法律論ではなく政治的決断で解決される。>国際司法裁判所や国連の場に持ち出して円満に解決された例は少ない。
日本人は法律論には弱いですからね。なれ合いで解決できますかね。
>日本の北方領土返還交渉で欧米諸国が日本を積極的に支持することは期待できない。
残念なことですね。せめて日本が欧米諸国の為に積極的に支持できることはないですかね。日本人に義のあるところを見せることはできないものか。
>最近でも東西ドイツの統一、ソ連邦の崩壊と15か国への分裂、ユーゴスラビアの崩壊と7カ国へ分裂、東チモールの独立、南オセチア、アブハジア、南スーダンの独立等は各々異なった歴史的背景と国際環境があり同列には論じられない。
そうですね。現実を同列に論ずることには無理がありますね。同列に論ずることができるのは考え (非現実) の内容だけですね。
> クリミヤ半島のロシア併合により国民のプーチン大統領の支持率は高まり、経済制裁や石油価格の下落による経済低迷にもかかわらず、80~90%を維持している。
ロシアは相変わらずの領土拡張政策ですね。権威主義の国では国内の多民族にそれぞれの自治権を認めることには興味がないようですね。
>プーチンは先週ロシア中部のウファでBRICSサミットを主催し新銀行設立を提唱し、ユーラシア経済連合構想を打ち出し、中国の一帯一路(ニューシルクロード)構想、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、上海協力機構(SCO)では密接に連携しているやに見えるが、ロシアが中国の「妹」に成り下がることだけは避けたく、ロシア経済の近代化(技術・経営ノウハウ)、資源開発、エネルギー安保(石油ガスの安定的販路確保)、環境対策等で期待できるのは中国ではなく日本であることは認識していよう。
日本はロシアの道具にしか利用価値はありませんね。ロシア・中国・北朝鮮のような権威主義の国は民主主義の国と共存できませんね。国民が違和感を持ちますからね。
> 来年は日ソ共同宣言60周年であり、EUやNATOのメンバーではない日本がG7サミットの議長国である。>プーチンにとっては日本への領土返還に応ずることは支持率にマイナスとなり大きなリスクを伴うので、大国化する中国とのバランスを見据えた政治的決断を要する。
ロシアも中国も権威主義の国ですからね。自由主義陣営の我が国とは肌が合わないでしょうね。権威主義は独裁になり国民の不幸ですね。
>他方、日本にとっても長期的大局的視野と国益を見すえた政治的決断が必要である。
自由とは意思の自由の事である。日本人には意思がない。だから日本人の自由にも意味がない。それで、’不自由を常と思えば不足なし’ となる。日本人は精神的に昔と変わらない。 意思は文になる。だから意味がある。恣意はバラバラな単語のままで存在する。だから、意味がない。そして、恣意の世界に住む人間は空しさを感じる。昔から ‘ああ、空しい空しい’ と言っている。 日本人には意思がなくて、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。 議論 (意見の交換) が無くて、談合 (腹の探り合い) がある。 意思疎通が無くて、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) がある。 意志決定 (理性判断) が無くて、恣意決定 (盲目の判断) がある。だから、日本人の政治的決断は危険である。 説明責任が無くて詰め腹がある。 米国では、意思にリーズン (理性・理由・適当) が必要になる。恣意は ‘恥を知れ’ (Shame on you!) の一発で終わりになる。
>安倍・プーチンの両者が信頼関係を深めて何らかの解決の糸口を見出し、来年のサミットにはロシアも参加して国際的諸問題を討議できるようになることを期待する。
上手く行くと良いですね。
.
|