>プレジデントオンライン >長時間かつ低賃金なのに熱心に働く…外国人が「なぜ日本人は上司を襲撃しないのか」と疑問に思うワケ >谷本 真由美 - 6 時間前 >日本人の働き方は外国人の目にどう映っているのか。 >イギリス在住で著述家の谷本真由美さんは「日本人は、ほかの先進国よりもひどい環境と安い給料で働かされている。 >解決策が明らかなのに、なぜ今の環境で耐えているのか、不思議に思っている外国人が多い」という——。 >※本稿は、谷本真由美『世界のニュースを日本人は何も知らない4』(ワニブックスPLUS新書)の一部を再編集したものです。 >なぜ日本人は上司や経営者を襲撃しないのか >外国人が日本人に対して疑問に思うことのひとつに、日本人はひどい就労環境であっても、なぜか上司や経営者を襲撃しないということがあります。
そうですね。日本人の住む世界は ‘お前と俺’ の社会ではないからですね。 上司も経営者も自分と同じ人間序列の中の人達ですね。
>他の国は一般的に気性が激しい人が多いので、就労環境があまりにもひどいと夜暗いところで待ち伏せをして後ろから殴りつけるとか、ひどい場合は銃撃してしまいます。
彼らは個人が独立しているからでしょう。
>直接暴力を振るうのがヤバいなと思う人々は、職場でわざと仕事をやらないとか工場などの生産業務で欠陥品を大量に入れるとか、お客が怒るように仕向けるなどありとあらゆる手段を駆使して上司に復讐を果たします。
彼等には忠義の精神が欠けているからですね。
>頭が良い人間ほど複雑な復讐の仕掛けを講じるのでたいへん恐ろしいのです。
そうですね。
>Twitter社が解雇者のアクセスを遮断したワケ >2022年11月には「Twitter」が従業員の50%にあたる3500人を突然解雇しました。 >解雇者にはメールでの事前通知すらなく、リモートワーク用のノートパソコンや業務用スマートフォン、メールなどが突然ロックされたり、社内システムに入れなくなったり、オフィスから突然退去させられた人が大半でした。 >これも従業員によるデータの持ち出しや秘密の漏洩、会社や他の従業員へ物理的に危害を加えることを防ぐためです。 >とくにアメリカは銃を所持できるので、幹部や経営者は解雇された従業員に襲われて死ぬ可能性があります。
本当にアメリカは恐ろしい国ですね。
>さらには解雇された人のノートパソコンやスマートフォン、業務システムからは即データを消す仕組みになっている企業も多数あります。 >ですから企業側からの集中的なデータアクセスを制御できるシンクライアントという仕組みのノートパソコンや、データセンターにおいてあるデータにアクセスする仕組みのクラウドが普及しているのです。 >劣悪な環境で働いていても同情されない >これはアメリカ、イギリス、カナダではわりとふつうのことで、私も突然解雇になって警備員に抱えられてオフィスから連行される人を何人も見たことがあります。 >これらの国の高賃金の企業は、利益率や実績に厳しいため、このような厳しい解雇が当たり前です。 >実績は数値で提示され、女性や子持ち、病気持ちでも関係ありません。 >パフォーマンスがわるく、会社の利益に貢献しないのであれば容赦なく「さようなら」です。 >会社はお金を稼ぐところなので当たり前という考え方なのです。 >これは前線の歩兵が、士官を集団で殴りつけるとか銃撃するようなことと似ています。 >旧日本軍でもかなり稀にこういうことがあったようですが、現代の日本人は怒りのパワーがないのか、現場の環境に満足してしまうのか、そのようなことはしないようです。 >外国人が不思議に思うのは、特に他の先進国の場合は、日本人と同じような仕事をしているのに、はるかに良い就労環境で働いています。 >人によっては日本人よりも給料を2倍から3倍もらっているのにもかかわらず、日本人はそのひどい環境と安い給料に耐えまくっているということです。
‘我慢だ待っていろ嵐が過ぎりゃ、、、、、’と歌うわけですね。
>彼ら外国人はそんな環境下にいる日本人をかわいそうとは思わないのです。 >なぜ日本人が怒らないのか、怒るパワーすらないのか、それとも外のことを知らずに自分がひどい扱いをされているということに気がつかないバカなのか、と外国人は思っているのです。
そうですね。外国人は義理と人情のこの世界を知らないですからね。
>日本人の労働環境が改善しない根本原因 >日本人は自分の給料が安く就労環境がひどいと、他の人に「こんなにひどい!」と話し同情してもらい、それで満足してしまうのですが、それは他の国からするとまったく理解ができないメンタリティということです。
そうですね。彼らは浪花節調のもらい泣きではおさまりませんね。
>日本の働く人における就労条件の悪さに驚く外国人が多いのですが、日本人の賃金が上がらず待遇が悪いのは、働く人が改善を要求しないからというだけではなく、構造的な問題もあるということが長い間、指摘されています。 >これは海外の人たちは日本人よりもはっきりとわかっています。 >ところが日本の業界はこれを長く放置していてまったく改善しようとしないのです。 >また政府もなぜか目をつぶったままなのです。
そうですね。それがわかれば苦労はない。
>解決策は多重下請けを禁止することだが… >これは物流業界に関する「アクセンチュア」による研究結果でも指摘されています。 >日本の「多重下請けによる中抜き」を認めるルールがトラック運転手の労働条件を悪化させているのです。 >この多重下請け禁止に関する米国型の制度への移行により環境が良好になるとの指摘がされており、解決策は実にはっきりとしています。 >物流業界だけではなく他の業界も多重下請けが生産性を下げ、労働環境が悪化している原因です。
上下関係を築き縦に連なるのが日本人の仕来りですね。日本語の生活では必ずこうなりますね。何の不思議もないことです。
>しかしこういった調査の結果は、なぜか日本では大きく報道されず興味を持つ人も多くはないのです。 >現場に目をつぶってしまい、解決策がわかっているのに無視している日本人は海外の人からするとたいへん不思議な存在です。
そうですね。’求めよ、さらば与えられん’ ですね。しかし、日本人には意思というものが無い。 日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文の内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。 意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がないので仕方なく無為無策でいる。それで、おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく) どうやら 我々は '指示待ち人間' として育成されたようです。このやりかたで成功すると、他人の受け売りと後追いの専門家になりますね。我が道を行く人にはなりませんね。未来を先取りしない人は他人を唱道する人にはなれませんね。
>勤勉だけど、本当は仕事が好きではない >日本では自分が不幸だと考える人は少なくありません。 >その大きな理由は、日本人の労働条件が悪くて給料も安く、仕事に関するストレスがあまりにも大きいことです。 >日本人は他の国の人よりも勤労意欲が高く、真面目で手を抜かず熱心に働くのですが、仕事自体は大きなストレスがかかっていると思っており、本当は仕事が好きではない人が多いのです。
そうですね。
>たとえば、たいへん興味深いことに、コロナ禍では日本の自殺が20%も減っているのです。 >産業医による分析では、コロナ禍で出勤しないことが増えたことで自殺激減に大きく貢献したというのです。 >テレワーク業務が普及したことにより職場に行かないので、苦手な人と顔を合わせる必要がなくなりストレスが激減。 >オンライン会議では威圧的な人の影が弱くなるので、以前より自由闊達(かったつ)に意見を述べることができたようです。 >これではっきりするのは、日本人は職場で人と接触したくないと思っている社員が多いことです。 >日本の職場はプレゼンティズム、つまり「職場に物理的にいること」を強要するところが多く、知識産業や大学でさえも職場に来ることを求めるのです。
そうですね。日本の文化には形式が多くて内容が少ない。
>日本人はハッピーになる答えを持っている >ところが多くの仕事は職場に行かなくても処理が可能なのです。 >それを無視して無理やり出勤させて通勤でストレスを与え、職場ではやたらとコミュニケーションを強調し、飲み会やさまざまな懇親会、イベントなど人と触れ合う機会をやたらとつくるのでストレスが激増するわけです。 >他の先進国はこれをよくわかっており、特にアメリカやヨーロッパ北部など第3次産業が発達している地域では対面で作業する必要がないので、コロナ禍の前からオンラインでの仕事が増えているし、コロナが落ち着いてもリモートでの仕事を継続している職場は多いです。 >仕事が処理されればよいだけなので、合理的に判断するとリモートでも可能な仕事はリモートで継続したほうがよいです。 >日本は通信インフラも整備されているし、コンピュータの値段も比較的安いのに、なぜこのような合理的な判断がなされないのか不思議に思っている外国人はとても多いのですよ。
それはそうでしょうね。日本人は日本語を使って考えますからね。合理とは関係のない判断です。文化人類学的見地からの説明が必要ですね。 日本語には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。 順位の比較は没個性的でなくてはならない。だから、序列競争の励みは個性の育成にはならない。
日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は堅ぐるしい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。
日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。その程度は序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的には意味がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。
日本人の政治家にも、政治哲学がない人が多い。だから、我々の未来社会の有様を相手に言って聞かせる術がない。それは非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語に存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っていて、上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分を差し挟むことにより自分たちの存在をウチソト意識として確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことに懸命になる。そして、定刻通りに帰宅しないなど義理の仕事にやりがいを感じている。無哲学と序列メンタリティの相乗作用により派閥政治は無くならない。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。だが正一位の獲得は難しい。
---------- 谷本 真由美(たにもと・まゆみ) 著述家、元国連職員 1975年、神奈川県生まれ。シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得。ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 ----------
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