>スポニチアネックス >田原総一朗氏 戦争で2度裏切られた「大人もメディアも信用できない。主体性を持つことが重要」 >スポーツニッポン新聞社の意見・ >15時間・ > 【戦後80年 あしたのために】終戦から80年。 >戦争体験者らに“あの頃”を聞き、次世代に語り継ぐものを考える。 >政治ジャーナリストの田原総一朗氏(91)が「原点」という8月15日と、日本に今必要なことについて語った。 > 「ぼくのジャーナリストとしての原点は1945年8月15日」 > 田原氏はそう言い切った。 >1934年生まれ。 >太平洋戦争突入は小学校1年生だった。 >軍国主義一色の時代。 >幼少期から戦争の正当性を信じてきた。 > 「教師たちには“この戦争は悪い国に打ち勝つ戦争だ。 >植民地を独立させるんだ”と教えられてきた」 > 生まれ育った滋賀県彦根市にも空襲があった。 > 「死者もたくさん出て、ケガをした人が実家の前を運ばれていった。 >いとこも戦死しました」。 >それでも「自分も早く戦いたいと思っていた」 > それが一変したのは小5の夏休み。 >8月15日、友人たちとラジオを囲み、玉音放送を聞いた。 > 「最初はよく分からなかったが“日本は負けた”と聞いて、泣きました」 > 泣きながら眠って目が覚めた夜。 >灯火管制がなくなり、明かりのついた街を見た。 > 「あんなに美しい夜景を見たことがなかった。 >これで死ななくて良くなった、と解放された気持ちを生涯忘れない」 > そして、夏休みが終わると、全てが正反対になっていた。 > 「教師たちの言うことが180度変わった。 >同じ先生が“侵略戦争だった”と言い、平和の大切さを説くんです。 >子供心に“裏切られた”と思いました」
‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’ (あるアメリカの国務長官)
> さらに、それから5年後に朝鮮戦争が勃発。 >平和を教え込まれていた高校生は「戦争反対!」を主張した。 >教師には「田原!おまえは共産党員か」と言われたという。 > 「2度裏切られた。 >大人もメディアも信用できない。 >直接確かめ、主体性を持つことが重要だ。 >これが僕の原点です」
そうですね。日本人の本質は歌詠みですからね。その内容には意味がない。
> 戦時下に教育を受け、育った世代。 >軍隊に召集されるほど大人ではなく、物心つかないほどの幼児でもなかった。 >生き方や考え方に戦争は大きな大きな影響を残した。 > 戦後の政治を取材し続けてきた。 >80年がたち、経済は停滞し、世界的な右傾化、要人の襲撃など戦前との類似性を指摘する声もある。 >先の参院選での自民党は大敗。 >衆参両院で政権与党が過半数を割り、日本の政治は転換期にある。 > 「国民は、給料が上がらず物価が高騰する中、国会議員の裏金問題や石破首相の10万円の商品券で自民党に怒っている」と指摘し、その原因を「自民党大敗の根底の理由は、日本がチャレンジしなくなったからだ」と分析する。
日本人には意思がない。指示待ち人間になっている。上からの賃上げを待ち望んでいる限り日本はだめでしょうね。賃上げは低能率の企業をこの国から取り除いてくれる。
> 「成長するにはチャレンジや苦しい思いをしないといけない。 >政治も企業も国民に無理をさせなくなったから経済力もどんどん下がった。
そうですね。
>その犯人の一人が変わらなかった自民党と国民は見ているのでしょう」と語った。 >「石破(茂)首相には、辞めないんなら自民党がどう変わるか改革案を出せ、と言ってある。 >変わることを恐れては成長しない」と説く。
そうですね。現実の世界は千変万化してとどまるところを知らない。変わることを恐れていては成長しない。
> 変化を恐れない。 >だが信念は曲げない。
そうですね。無哲学・能天気ではいられませんね。
>戦争がもたらす世論や人の変化を見てきた田原氏の言葉が、戦後80年に響く。 >(藤原 真由美) > ◇田原 総一朗(たはら・そういちろう)1934年(昭9)4月15日生まれ、滋賀県出身の91歳。 >早大卒業後、岩波映画製作所に入所。 >64年、開局した東京12チャンネル(現テレビ東京)入社。 >77年にフリーとなり「原子力戦争」「日本の官僚」「電通」などを執筆。 >一方で「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」などの司会でテレビジャーナリズムの新境地を開拓。 >活字と映像の両方で政治・経済・メディア等、多岐にわたり評論活動を続けている。
子供には現実 (事実) ばかりがあって非現実(哲学・考え) がない。 英米流の高等教育は子供に哲学を獲得させるための教育である。 英米流の高等教育は子供を大人にする為の教育である。 子供が思春期になって、言語能力が飛躍的に増大するのを待って高等教育が行われる。
英語の文法には時制 (tense) というものがあって独立した非現実の三世界を表現することができる。 未来時制の構文を使えば自己の意思を表すこともできるようになる。 自己の意思を表すと加害者意識も経験することになる。 それが高じて罪の意識も理解できるようになる。罪の告白も可能になり入信する人もいる。 深い反省にも陥ることもあるので原因の究明が行われる。 事故の原因究明をうやむやにはできない様な心構えになる。
魂の救済を必要とする人も出て来る。 贖罪のための宗教 (キリスト教) も重要になる。 こうした過程を経て浅薄な人間が思慮深い人間に変身する。 だからどこの国でも高等教育に力を入れることになる。
哲学は非現実 (考え) の内容であるから、思考を停止している日本人には縁がない。 日本語は現実の内容だけを話す言語である。写生画の言語であるとも言われている。 日本式の判断だと見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。 だから現実の言葉 (日本語) を話す人が非現実を語る学習をすると常に失敗する。 嘘ばかりついていては学習に力が入らない。だからわが国は英米流の高等教育の導入に失敗した。何処の国も日本に我が子の高等教育の成果を期待する親はいない。
今の地球はアングロ・サクソンの支配体制にある。哲学が相手を引き付けて人々の尊敬を得る。アフリカ系米国人はアメリカの大統領になった。インド系英国人は英国の首相になっていた。これらは高等教育の賜物である。インド人は印欧語族であるからアングロ・サクソンと相性が良い。
当の日本人の若者はいまなお序列競争にうつつを抜かしていて、教育内容の吟味などする余地はない。 難関出身者が序列社会で優位に立つことばかりを気にしている。大型の子供たちである。 世界に対する注意力不足で井の中の蛙になっていて、国際取引で印欧語族を取引相手にして苦戦を強いられることになる。
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