佐藤賢志氏|
佐藤賢志氏 >佐藤賢志 ( 51 デザイナー ) 14/07/18 PM05 【印刷用へ】 そうでしょうね。わが国の序列社会が崩れかけているからでしょうね。 >かつての村落共同体では、様々な問題が起きた時、答えが出るまで年寄りたちの寄合い協議が、夜を徹して2~3日続けられたという。 そうですね。村落共同体の人々は、親分・子分の関係で結ばれていましたからね。 >そこには、共同体への帰属意識と、自分たちで解決するしかない現実の圧力があり、そしてまた未来(子孫~末代まで)もその共同体の存続を信じ実現する意志が根付いていた。 そうですね。我々は、序列人間であります。序列人間は、序列社会の中に自己の帰属意識を宿らせています。ですから、共同体の中の出来事は、我が事のように感じられます。 > 翻って、現代はどうだろうか? > 都市住民のほとんどは「根無し草」であり、今や帰属意識の源泉であるはずの「家庭」でさえ崩壊している。 >「守る」という規範意識さえ虚ろだ。 そうですね。戦前の修身教育の徳目は、すでに日本人の脳裏から失われていますね。’ものの上下’ の考えは、家庭内でさえ説得力を持っていません。 > 所属する企業では個々人の私権確保で手一杯。 >生活する「地域」も、それぞれが異なる課題に追われ、結束する必然がない。 >子供たちを見守るにしても、分断された一時期にすぎず永続性がない。> 視野を広げて、社会や世界を見渡しても、すでに大衆は「脱市場」「脱お上」の潮流にあり、ますますその浮遊度が甚だしい。 世間は、処世術の一本やりで統一されていますね。国体序列への帰属意識は、昔に比べれば薄れていますね。 >・・・つまり、自らが寄って立つ、自らが責任を背負い主体的に生きていく基盤がないのだ。 そうですね。日本人には、意思がない。意思の無い人には、能動的・主体的な行動がない。それで、自ら責任をとることができない。 >残るはせいぜいちっぽけな「自分」を守るくらいだろうが、それさえ「他人事」と自らを欺いている人さえ居る。 それは、自国の国防を他国に依頼するようなものか。 > 出自が異なる人を結集させ、新たに共同体を再構築していくには、生まれた瞬間から共同体の一員となったかつての村落とは違い、決意性が必要になる。 そうですね。新しい共同体の意思決定が必要ですね。個人的な未来社会の内容を公表するとともに、それを支援する共同体の意思決定が必要ですね。 > 男には「骨を埋める」「皆を必ず守る」「必ず勝つ」など、自らの存在を賭けた気迫溢れる志に加え、現在~これからを生き抜くために不可欠な構造認識を駆使していく必要性の自覚が求められる。 そうですね。世界観が必要ですね。しかるに、日本人には非現実 (考え) の内容の文章がなく、個人的な世界観が存在しない。個人を主体とする批判ができない。 >その志や自覚が、全てを「自分の事」と心底から捉えることに繋がり、人類が元来有している生命力、活力が無限上昇してゆく。 そうですね。個人的な意思と世界観は、’自分の事’ と心底から捉えることを可能にしますね。そして、人類が元来持っている生命力・活力を無限に上昇させていくことになるでしょうね。
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