(2/3より) ペリー提督は、日本人はアメリカ人のように敏速に行動しないと注意された。それは、このように説明された。数人の日本人が黒船を訪れたいと思って集まったとする。一人が「いい日だな」という。これに二人目が「なんという気持ちのいい日だ」と調子を合わせる。三人目が「波も見えないぞ」という。最後に四人目が「船に行ってみようじゃないか」と提案する。 ニューヨーク・デイリー・ニューズ (1854年6月13日) (引用終り)
>親目線でいうと、学校のカリキュラムは基本的に親の意思で変えられない。 >学校は生きる力を教えてくれるところではない、そこは変えられない。 >だから、親が自分の子供にちゃんとお金の教育とかをする。 >自分も一緒に本を読んで、一緒に勉強するっていうのは自分の意志で変えられるところなんで、そこはやったほうがいいですよね。 >変えられるところに手をつけたほうがいい。
我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)
>■生きていくために夢や希望が必要 >――ありがとうございます。 >では、最後に映画『えんとつ町のプペル』を通じて、読者に伝えたいメッセージをお願いします。 >【西野】やっぱり、コロナというのは今、無視できないなと思っていて、ストーリーと重なる部分もすごくあります。>コロナで明らかになったのは、希望がなくなっちゃうと、人は急に不安定になるっていうこと。
そうですね。時代の閉塞感は良くないですね。日本人には世界観が無いので、来るべき世界の内容を考察する余地が個人にありません。 非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。 自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。これは、子供のようなものである。日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。 意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。現実の内容だけであれば、'現実' 対 '現実' の上下判断になり現実肯定主義の中に埋没せざるを得ない。日本人の場合はこれである。非現実の内容は人様々である。非現実の内容がなければあるのは現実だけで、その正解は一つである。 わが国のマスコミも現実の内容をただ垂れ流す。現実の正解はただ一つであるから、どんぐりの背比べで個性がない。それで、個人主義が何であるかを理解することが難しい。自己実現が難しい。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。だから、誰からも信頼されない。世界観に基づく協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。
>今年は特にみんな不安定になったはずなんですよね。 >でも、例えばですね、「来週にコロナが終わります」っていうことが発表されたら、その一週間くらい、ちょっと頑張れるじゃないですか。 >少々の貧乏をしていても、そこを希望にがんばれるじゃないですか。
「来週にコロナが終わります」という内容は個人の意見ですね。こうした内容は、日本人の実況放送・現状報告の中には見られませんね。我々にはリーズン (理性・理由・適当) が必要です。さすればリーズナブルな答えが出るようになるでしょう。
>希望みたいな、僕たちがなめていた青臭いものが、実は生きる上で必要なんだなってことが、今回のコロナで証明されたと思うんですよ。 >希望が必要だったっていう。
そうですね。人間には非現実 (考え) の内容が必要ですね。考え深い人間なるように努めましょう。
>(以上、リンクより引用)『プレジデントFamily 冬号』
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