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2022年05月30日(月) 

 

 

>東洋経済オンライン  >日本人は年功序列賃金の弊害をよくわかってない 単に歳を重ねただけで生産性が上がるのだろうか  > 野口 悠紀雄 2022/05/29 10:00  

 (略)

>日本型報酬体系が、日本の変革を阻害している。   >日本企業の報酬体系は、年功序列賃金と退職金制度を核として作られている。 >労働力の企業間移動が必要な社会において、この報酬制度と社会的要請との齟齬が顕著になっている。

 

そうですね。労働力の企業間移動が阻害されているのは日本病のようなものですね。      

 

>昨今の経済現象を鮮やかに斬り、矛盾を指摘し、人々が信じて疑わない「通説」を粉砕する──。 >野口悠紀雄氏による連載第70回。 >日本の賃金は年功序列型   > 日本企業の報酬体系は、年齢が上がるほど賃金が上昇する「年功序列型」の仕組みになっている。 > これは、男子の一般労働者においてとくに顕著だ。 >図表1に見るように、賃金月額は、19歳未満の18.3万円から年齢とともに増加し、55~59歳で42.0万円のピークになる。 >その後は下落し、70歳以上では26.1万円となる。 > (外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。 >その際は東洋経済オンライン内でお読みください)   > これに対してアメリカの場合には、図表2に示すように、30代中頃までは職務経験の蓄積を反映して賃金が上昇するが、30後半以降60代前半までは、ほとんど年齢に関係なくフラットになる。   

 

アメリカは ‘お前と俺’ の社会ですからね。日本の礼儀正しい (序列作法の発達した) 社会とは価値観が違いますね。    

 

> なお、OECD, Connecting People with Jobs, Towards Better Social and Employment Security in KoreaのFigure1.18に、各国の年齢別賃金のデータが示されている。 > それによると、韓国も、日本と似た年功序列型だ。   

 

韓国語には日本語と同様に階称があますね。ですから両国民のメンタリティ (考え方) は似たものになりますね。      

日本語には階称 (言葉遣い: hierarchy) というものがある。だから日本語を発想する場合には、‘上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断が欠かせない。上下判断 (序列判断) には、通常、勝負の成績が用いられる。近年では偏差値なども都合の良い資料として利用されている。だから難関出身者たちが社会で幅を利かせている。わが国が学歴社会であるというのも、実は序列社会の言い換えに過ぎない。だから、わが国の学歴社会は学問の発展には何ら貢献していないことを知っている必要がある。      

日本人の礼儀作法も、序列作法に基づいている。だから、序列社会の外に出たら序列なきところに礼儀なしになる。礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。'人を見損なってはいけない' という想いが強迫観念の域に達していて、人々は世俗的なモノの上下を覚えて堅苦しい日常生活を送っている。こうした観念は天皇制・家元制度・やくざの一家の構造にまでつながっている。

日本人は序列の存在を知れば、それが一も二も無く貴いものであると信ずる共通の序列メンタリティを有している。その程度は序列信仰の域に達している。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の単なる表現に過ぎないため、個人的精神的には意味がない。日本人の宗教には儀式 (作法) があって、教義 (教え) がない。下々の衆は上々の衆の祟り (仕返し) を恐れて神妙にしている。上々が無哲学・能天気である事については、下々にとって何ら気になることではない。だから、日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。   

[序列人間] 日本人の政治家にも、政治哲学がない人が多い。だから、我々の未来社会の有様を相手に言って聞かせる術がない。それは非現実 (考え) の内容を盛り込むための構文が日本語に存在しないからである。序列人間は人間の序列を作っていて、上位の者 (先輩) と下位の者 (後輩) の間に自分の名前を差し挟むことにより自分たちの存在を確認し合っている。だから、自己の所属する序列に並々ならぬ帰属意識を持っていて義理 (序列関係から生じる義務) を果たすことに懸命になる。そして、この種の仕事にやりがいを感じている。無哲学と序列メンタリティの相乗作用により派閥政治は無くならない。周囲の序列仲間が自分たちの序列に対する貢献度を評価する。これにより自己の順位は上昇する可能性がある。それが日本人の人生における楽しみである。だが正一位の獲得は難しい。   

 

>それに対して、ヨーロッパ諸国では、アメリカと同じように、30歳以降は、65歳以上まで含めて、ほとんどフラットな形になっている。 > 日本の報酬体系は、生産性の向上を妨げている面が大きい。 > 第1の問題は、年功序列的な賃金は、労働の成果に応じる報酬になっていないことだ。   

 

そうですね。年功は労働の成果ではありませんね。     

 

> 図表1に見るように、55~59歳の賃金は19歳未満の2.3倍であるが、単に歳を重ねただけで、生産性がこれほど上がるとは考えられない。  > むしろ、歳をとることによって、時代の変化に対応できなくなる危険のほうが大きいだろう。  > それにもかかわらず日本の賃金体系で賃金が年齢とともに上昇するのは、歳をとれば管理職の地位につくという、それだけの理由による場合が多いだろう。   

 

そうですね。一も二も無く序列のありがたみだけが反映されていますね。    

 

>年長者が意思決定権を持つことで新事業が阻害される理由   > そうした人たちが意思決定権限を持つことによって、企業が新しい事業に取り組むことが阻害される。   

 

そうですね。日本人には意思がない。だか、恣意がある。    

日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。思考停止に陥っていて生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようです。この筋道で成功すると、後追いの専門家になりますね。後追いの人は世論指導者としては適格ではないでしょう。 

日本人は意思を認めることのできないので、意思決定に難渋して行動開始が遅れる。この事実は以前から外国人にも知られていた。

フランク・ギブニー (Frank Gibney)  氏の著書 <人は城、人は石垣> には、日本人の意思決定に関して次のようなことが書かれています。

 ペリー提督は、日本人はアメリカ人のように敏速に行動しないと注意された。それは、このように説明された。数人の日本人が黒船を訪れたいと思って集まったとする。一人が「いい日だな」という。これに二人目が「なんという気持ちのいい日だ」と調子を合わせる。三人目が「波も見えないぞ」という。最後に四人目が「船に行ってみようじゃないか」と提案する。  ニューヨーク・デイリー・ニューズ (1854年6月13日) (引用終り)    

要するに日本人は意思の内容に焦点を当てて話をまとめ上げることが苦手である。だから集団行動のスタートが遅れるのである。  

 

日本人には意思がないが恣意がある。だから、我が国では恣意 (私意・我儘・身勝手) を鍛えて意思の代わりに利用する。鍛えられた恣意は意地・根性・大和魂などとよばれている。

意思疎通の代わりに、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) をする。意思に関する討論の代わりに、恣意に関する談合 (腹の探り合い) をする。そして、日本人は意思決定 (理性判断) の代わりに恣意決定 (盲目の判断) をする。恣意決定は自己満足の為に行われる極めて危険な行いである。 山本七平は「『空気』の研究」のなかで、そのことを指摘しています。

「驚いたことに、『文藝春秋』昭和五十年八月号の『戦艦大和』でも、『全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う』という発言が出てくる。この文章を読んでみると、大和の出撃を無謀とする人びとにはすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確の根拠がある。だが一方、当然とする方の主張はそういったデータ乃至根拠は全くなく、その正当性の根拠は専ら『空気』なのである。最終的決定を下し、『そうせざるを得なくしている』力をもっているのは一に『空気』であって、それ以外にない。これは非常に興味深い事実である。」と書いています。

 

> なぜなら、新しいものの導入は、年長者の地位を危うくするからだ。   

 

日本人には処世術 (損得勘定) があって哲学 (あるべき姿) がない。損得勘定は現実の内容で、あるべき姿は非現実の内容である。日本人の脳裏には現実 (事実) があって非現実 (考え) がない。これが考えの疎かな基になっているようです。      

 

> 本来であれば新しい技術体系に応じて新しいビジネスモデルを導入する必要があるのに、日本企業は古い技術体系にしがみつこうとする。 >そして、変化する技術体系に適切に対応することができない。   

 

そうですね。考えがなければ一寸先は闇ですからね。  

我が国には人手不足はあっても、頭脳不足の話は聞いたことが無いです。 

 

> ましてや、新しい変化を世界に先駆けて実現することなど、ほとんど不可能だ。   

 

そうですね。   

 

> また、年功序列的な報酬体系は、能力や生産性に応じて賃金を支払うことを難しくしている。  > このため、若い人材が持つ専門知識が適切に評価されない。 > 日本の企業の多くが新しい社会状況にうまく適応できない大きな原因が、ここにある。   

 

そうですね。日本人にはリーズン (理性・理由・適当) が無いので、リーズナブルな答えは出せませんね。      

 

> デジタル化の遅れということが言われるが、それは、こうした傾向の1つの現れに過ぎない。 >日本の報酬体系が、さまざまな変革を阻害していると考えざるをえない。

 

それは老害ですかね。思考を停止しながら受け売りと後追いばかりしていてはデジタル化にも遅れをとりますね。     

 

> 日本の報酬体系の中で、退職金は重要な地位を占めている。 > その額は、勤続年数と強く関連付けられている。  > 「 退職金・年金に関する実態調査結果 」(日本経済団体連合会 、東京経営者協会、2022 年3月)によれば、大学卒の退職金は、勤続年数が38年の場合には2243万円であるのに対して、10年の場合には289万円でしかない。 > このように、勤続年数によって、非常に大きな違いがある。   

 

そうですね。アンリーズナブル (理不尽) ですね。      

'敗因について一言いはしてくれ。我が国人が あまりの皇国を信じ過ぎて 英米をあなどつたことである。我が軍人は 精神に重きをおきすぎて 科学を忘れたことである'  (昭和天皇)  

 

> このため、早期に退職して他の企業に移ると、得られる退職金額が大幅に減ってしまうという問題が発生する。 >労働力の企業間移動が少なく、退職金が阻害   > 労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較2022」によって勤続年数別雇用者割合(2020年)を見ると、日本では、短期間勤務者の比率が低く、長期間勤務者の比率が高い。 >アメリカは、ちょうどその逆になっている。 > すなわち、勤続年数1年未満が、日本は8.5%、アメリカは22.2%であるのに対して、20年以上は、日本は21.7%であるのに対して、アメリカは10.8%となっている。  > これは、日本では企業間の労働力移動が少ないことを示している。

 

そうですね。わが国には当家に代々仕える忠義な家臣が多いのですね。彼らはひたすら義理 (序列関係より生じる義務) を果たしています。     

 

> このことは、産業の新陳代謝を遅らせ、生産性を低める要因になっている。 > 企業間の労働力移動が少ない理由として、日本では解雇規制が厳しいこともあるだろう。  > それに加え、先に見たように、ある企業に一定年数在籍しないと十分な額の退職金を得られないことが、他の企業への移動に対して大きな障害になっていると考えられる。  

 

そうですね。我が国においては忠義な家臣はより手厚く保護されていますね。    

 

> 変化が激しい世界では、労働力が他の企業に容易に移動できることが重要だ。  > 確定拠出年金など、ポータブル型の退職金制度も導入されつつはあるが、まだ限定的だ。   

 

我が国においては、どこの馬の骨かわからない人間は冷遇されていますね。   

 

> 図表1でもう1つ重要な点は、日本の場合には、60歳を過ぎると、賃金が急激に減少することだ。 > 上で述べたように、欧米では、このような現象は見られない。  > 日本の雇用は「終身雇用的」と言われるのだが、実は60歳以降は、賃金の急減という深刻な問題を抱えているのだ。  > 「人生100年時代」に適応した体制にはなっていない。   

 

そうですね。わが国のシステムは時代遅れですね。      

 

> 現在、公的年金の支給開始年齢は65歳に向けて引き上げられており、2025年に完了する。このため、企業は、65歳までの雇用維持を期待されている。 > 企業は、その要請に応えて雇用を維持することとしているが、賃金をカットしているのだ。  > 政府は、年金支給開始年齢を65歳からさらに引き上げることはないとしている。 >しかし、年金財政の実情を考えると、70歳にまで引き上げられる可能性は否定できない。 > そうなった場合に、70歳までの高齢者の世帯の生活を、企業の負担で面倒を見るのかどうかが、重大な問題だ。  

 

旧制度をそのままにして新しい時代に適合することは無理ですね。日本人にはリーズナブルな決断が必要ですね。      

 

>日本社会の基本的な仕組みを変えることが必要   > 以上で見たように、企業の報酬制度が現在のような形では、日本経済が変化に対応することは難しい。  >ましてや、世界をリードしていくことは、絶望的なほど難しいと考えざるを得ない。

 

そうですね。我々日本人は心を入れ替える必要に迫られていますね。  

 

> 現在の制度をどう変えていくかが、未来に向かっての重要な課題だ。

 

良い考えの持ち主がこぞって意見を述べると良いですね。 それが進歩の第一歩ですね。    

 

>これは、日本社会のもっとも基本的な仕組みを変えていくことを意味する。  

 

その次が国の意思決定ですね。これは日本人には難しいでしょうね。憲法改正のようなものですから。金科玉条を踏みにじる思いですね。         

 

> 「ジョブ型雇用」の導入などが始まっているが、その行方を注視したい。   

 

そうですね。しかし注視だけでは現実は動きませんね。   

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを十分に理解する必要がありますね。英語にある時制 (tense) を使った考え方を会得すれば、我々は自己の意思 (will) を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観 (world view) を持つことも出来ます。さすれば我々は国際社会において相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。 

『有能な人材が世界から日本に集まり、ここで世界に向けてサクセスストーリーが生まれるという国家を目指すべきです。 このための具体的な政策課題として (1)英語を第2公用語にする (2)定住外国人に地方参政権を与える (3)インターネットの接続料はじめ知的生産活動の基本コストを諸外国並みにする (4)日本の制度やシステムの中で国際基準と合致しないものを一括して見直す―の4点を提案したいと思います。』 (茂木敏充外務大臣)   

 我が国の ‘かな漢字’ は世界中何処の国に行っても通用しない。特にローマ字 (alphabet) の代わりに仮名を使用することには害毒がある。仮名漢字表記による学習で自分は世界に通じていると思い込む。だが、これは事実ではない。勝手な解釈により世界に関する独りよがりの解釈は避けられない。私は宿泊先のアメリカ人の名前は知っている。しかし、その綴り方は分からない。つづり字を考えることのない日本人の記憶方法だからである。このような文盲に近い体験の仕方では外国人との文通もできない。地図を見て探すことも難しい。かな書き英語が我が国民の国際化を果てしなく遠ざけているということができる。  

国語の勉強は読み書きの練習である。ところが、日本語のかな漢字表記は難しい。特に漢字の字形と音訓の習得に月日を費やし、目的の勉学の成果が遅れている。私の知人に '〇〇健' という名前の人がいる。彼は周りの人から 'タケちゃん' とか、'ケンちゃん' とか呼ばれている。'一体どちらが本当なのか' と私が尋ねると、彼は 'どちらでも良いのですよ' と答える。'でも、戸籍ではどうなっているのか' と尋ねると、'戸籍にはフリガナがありませんから、どう読んでも良いのですよ' という答えであった。これを '日本人の自由' というのであろうか。'あるべき姿' の追及がない。これを自然の中に生きているというのであろうか。だから表記法の改革も進まない。とりわけ漢字圏以外の国から来た外国人には日本語の漢字は難しい。日本語をローマ字表記にすれば彼らもたちどころに日本語を読めるようになる。読み書きが自由になると一人前の大人として活躍できる。筆記試験でも真の実力が発揮できる。外国人の能力に関してより公平な評価をする社会が我が国内に実現する。ぜひローマ字表記を法制化してもらいたい。          

為せば成る。為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。 (上杉鷹山)   

 

 

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閲覧数214 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2022/05/30 09:14
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