保坂正康氏 |
>日刊ゲンダイDIGITAL >追い詰められたプーチン大統領はどう出る? 歴史家・保阪正康氏はスターリンとの類似性に着目 >日刊ゲンダイDIGITAL - 昨日 6:30 >ロシアのプーチン大統領は最終的に核を使うのではないか。 >そんな懸念が高まっている。 >ウクライナの反攻にあって、占領地からの後退を余儀なくされている露軍。 >これに対して、プーチン大統領は7日、「(核戦争の)脅威は増している」と言い出したからだ。 >プーチン大統領は「ロシアは、必要であれば、利用可能なあらゆる手段を用いて国益のための戦いを継続する」「我々は保有しているもので前進する。 >ロシア側からの答えは唯一つしかない。 >国益のために一貫して戦うということだ」とも語っている。
国を愛せ。朕を愛せ。朕は国家なり。民主主義は関係ない。
>一体、この戦争の結末はどうなるのか。 >プーチン大統領の思考回路はどうなっているのか。
蒙古風ですね。彼のメンタリティは変えられませんね。
>誰もが知りたいところだが、歴史家の保阪正康氏は近著「歴史が暗転するとき」(日刊現代)で、興味深いアプローチと分析をしている。 >スターリンとプーチン大統領の類似性、共通項を探ることで、今後を予測しているのである。 >保阪氏はまず、<スターリンが、ソ連の社会主義体制を国際社会での多数派にしていこうという思惑を抱いたのと同様に、プーチンも「ロシアのない世界などは存在する理由がない」との信念の持ち主である点>が2人の共通項であると指摘。 ><プーチンはスターリンの申し子のような存在>と断じている。 >そして、スターリンの目的に対して手段を選ばない行動に対して、<この国はしっかりとした検証、清算をしてこなかった>と歴史にきちんと向き合ってこなかった姿勢を批判。 ><プーチンの蛮行は、ロシアにおいて20世紀の総括すべき点が未清算だったことへの証しだと言ってもよいだろう>と書いている。 >そのうえで、さらに4点の共通項を挙げている。 >1.自らの政治的責任は決して認めない。 >2.下僚の責任を問う形にして処刑する。 >3.必ず周辺国を自国の防波堤に使う。 >4.国民に忠誠と服従を求める。 >まさしく、ウクライナへの軍事侵攻後のプーチン大統領の言動に当てはまる。 >保阪氏は<プーチンはこの4点に基づいた行動をとってきたし、今後もそうするだろう>と予測。
そうですね。ロシアの指導者の政治手法は変わりませんね。
>ますます強権的手法で破滅型の戦争に入っていくだろうとみている。 >ただ、両者には決定的な違いもある。 ><現在のロシア国民がかつてのソ連国民のようにスターリンに忠誠を誓い、指導者として仰ぐような態度を捨てているということである。 >社会主義体制が倒れて、共産党独裁政権が崩壊し、民主主義体制の方向に向かっているというのが、この30年のロシアの正直な姿であった。 >ロシア国民は民主主義体制に次第に意識を変えていたのである>
ロシア人も自由が欲しいからですね。
>ロシアは今、岐路に立っている >実際、第2次世界大戦の第2幕ではソ連国民は「ナチスの侵略に徹底した防衛戦を」の合言葉で団結した。 >スターリンの独裁体制はナチスドイツを倒した。 >しかし、プーチン大統領の戦争には大義がない。
‘力は正義’ (Might is right.) ということでしょうね。
>保阪氏はこう書いている。 ><現在、公然とまではいかないが「独裁者プーチン打倒」といったスローガンが叫ばれ、侵略反対のデモが一部で起こっているともいう。 >こういうデモに対してプーチン政権はとにかく力で弾圧する方針に徹している。 >国際社会は徹底した経済封鎖で対応している。 >事態の推移はロシア孤立化の方向にあり、ありていに言うなら、この戦争はロシア社会に「戦争反対」を掲げた市民革命的な方向を促すのではないだろうか> >市民運動がプーチン大統領を失脚させる展開もあるかもしれない。 >そこがスターリン時代との違いである。
スターリン時代とプーチン時代の大きな違いは、ITの ‘有る無し’ でしょうね。今ではロシア国民も外の世界を知るようになった。難民もスマホで毎日連絡をとりあっていますからね。
>改めて保阪氏に聞いてみた。 >「今後も国民の弾圧、投獄、処刑などが繰り返されるように思う。
そうですね。ロシアの政治手法は、粛清・暗殺・皆殺しですね。この手法は指導者により変えられませんね。
>暴力的支配の連鎖が、ソ連からロシアに引き継がれていて、権力者の統治手段になっていますから。 >スターリンとプーチンの性格や統治手段そのものが、今次の戦争の特徴と重なり合う。 >ソ連の20世紀の壮大な実験は失敗だったとレッテルが貼られるのはやむを得ないにしても、しかしその失敗が21世紀にもそのまま及ぶのか否かはまだわからない。 >ロシアが行なっているウクライナへの帝国主義的侵略の実験の成否は今、岐路に立っています」 >結局、問題は如何に犠牲者を少なくして、この実験を終わらせるかにかかっている。 >スターリンの亡霊が歴史に再登場してはならないとの国際世論が、ロシアの国内世論の支援の一助たりうることも重要な意味を持つはずである。
そうですね。 ロシア人の意識改革が決め手になりますね。
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