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2023年10月10日(火) 

 

> 東京の空襲被害などを伝える「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区)が今夏、初めて海外からのインターン生を受け入れ、展示の説明文の英訳で協力を受けた。   

>コロナ後、訪日外国人は増えており、平和を促し戦争を防ぐ目的の「平和博物館」の国際化も課題となっている。   

>資金面で対応に差が出る中、展示内容も含めて今後どのような取り組みが求められるか、探った。   

>(曽田晋太郎)   

>◆海外から初のインターン生   

 「日本に空襲があったことは知っていたが、その実態はイメージがつかめなかった。   

>広島の原爆資料館は海外の人によく知られているかもしれないが、戦争の教訓を伝える上で、空襲資料館も大事。   

>私たちインターン生が限られた時間の中で全力を尽くしたので、海外の人に東京の空襲の実態を知ってもらいたい」   

> 日系米国人2世で、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の大学院に通う小原勝生(かつき)さん(29)はこう語る。   

>7月18日〜8月25日、「東京大空襲・戦災資料センター」が今年初めて受け入れた海外からのインターン生の1人として、展示の説明文の英訳や外国人来館者への館内の案内などを担当した。   

> 小原さんは現在、同大学院で日本の宗教学や民俗学を学んでいる。   

>今回は大学の教員の紹介でインターンの受け入れを知り、日本の軍事史などにも関心があるため、参加を決めた。   

>◆米イェール大教授の訪問が縁   

> センターは近年、外国人来館者が増加傾向にある。   

>しかし、展示の説明文はほとんど日本語のみで、スタッフの英語対応なども日常的にはできていない。   

>比江島大和・学芸員は「来館は増えてもどれだけの外国人が理解できているか。   

>対応が十分でなく、申し訳ない思いがあった」と明かす。   

> そんな中、昨年12月に日本史を研究する米イェール大のダニエル・ボツマン教授がセンターを訪れたのが縁で、米国の学生のインターンを受け入れてもらえないか打診があり、国際化対応で課題を抱えるセンターが協力を得ようと、今回の受け入れが実現した。   

> インターン生は小原さんのほか、イェール大に通う日本人の安部奈穂さん(19)と、同大大学院生の米国人マイケル・バーンズさん(26)の3人。   

>6〜8月にセンターの展示約350点のうち、64点を英訳したほか、外国人来館者の案内役も担った。   

>英訳は、外国人の関心がありそうなものを相談して選び、世界の空襲年表の解説の一部や、疎開児童の手紙、東京大空襲の体験画、東京の空襲で亡くなった家族の名前と顔写真のパネルなどの説明文について訳した。   

 

太平洋戦争初期に、フィリピンの米比軍はキング少将もジョーンズ少将も早々と投降して、75000人以上の将兵の命を救った。

太平洋戦争後期に、日本軍は米空軍の飛来をゆるして、1945年3月10日未明、東京の下町の江東地区がB29約300機による空襲をうけ、死者10万をこす被害を出した。

日本人の指導者には、作戦の成否を予測する力はなかったのか。人命の尊重はどのように考えられていたのであろうか。

好きで 好きで大好きで 死ぬほど好きな戦争でも 原爆投下にゃ勝てはせぬ。泣いて崩れた敗戦日。

‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)   

 

>◆英語をベースにアジア圏にも   

> 比江島学芸員は「3人とも意欲的で、質、量とも予想以上に英訳が進んだ」と手応えを話す。   

>今後、英訳の内容を学芸員や専門家がチェックした上で、できるだけ早く館内に設置するという。   

>また、本年度中には3人の英訳の成果を冊子にまとめる計画だ。   

>センターでは来年以降も海外インターン生の受け入れを検討しており、比江島学芸員は「英語をベースに、日本が攻め込んだ側のアジア圏の人にも知ってもらうための言語情報にも対応できれば」と展望を語る。   

> 小原さんは「限られた時間の中で、衝撃を受けた生身の人間の声を伝えたかった」として、当時子どもだった人の空襲体験談や児童が疎開先から親に宛てた手紙などを優先的に訳したという。    

>そして、「今もウクライナで戦争が続いている。   

>人間の人生や夢や将来をめちゃくちゃにする戦争の悲惨さについて、空襲という側面の展示を通じて海外の人にも知ってもらいたい」と願っている。   

>◆G7開催、外国人多い広島では   

> 日本の他の平和博物館の国際化対応はどうなっているのか。   

>広島平和記念資料館(原爆資料館)は、コロナ禍前の2019年度、総入館者数の3割に当たる52万人余の外国人が来館し、統計が残る1970年度以降、過去最多となった。   

>また、昨年10月の外国人入国制限の緩和を受けて海外からの来館者が増え、今年は5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の影響もあってか、年度来館者数が8月時点で既に31万人を超え、過去最多を更新する勢いだ。   

> 外国人来館者が多い広島の原爆資料館は、展示を理解してもらうための多言語化の対応にも力を入れている。   

>資料館によると、ほぼ全ての展示の説明文について日本語と英語で表記。   

>それ以外の言語については、中国や韓国、スペイン、フランス、ドイツ、ロシア、イタリアなど16言語で展示を解説するタッチパネルを設けている。   

> また、被爆者の証言ビデオについては、英語、中国語、韓国語に対応している。   

>日本語と英語を含め14言語を用意する有料の音声ガイドを貸し出しているほか、館内で毎日行っている被爆体験伝承者による定時講話は英語でも伝えている。   

>資料館の担当者は「海外からの来館が多いため、英語圏以外の人たちにも被爆の実相を広く伝える意味で、多言語化の対応は重要だ」と強調する。   

>◆沖縄も積極的 説明文や音声ガイドも   

> 2000年の開館以来、外国人来館者数が増加傾向で、コロナ禍前には年間2万人弱で推移していた沖縄県平和祈念資料館は「広く平和を希求する沖縄の人の思いを知ってもらおうと、外国人来館者の増加に応じて10年ほど前から多言語化に力を入れている」(担当者)という。   

> 具体的には、開館当初から展示の説明文については基本的に日本語と英語で表示。   

>一部の展示については中国、韓国語でも表記している。   

>10カ国語に対応した音声ガイドも無料で貸し出しているほか、日、英、中、韓、スペイン語に対応した展示解説のタブレットも用意している。   

>また、沖縄戦体験者の証言映像については、まだ対応できていない証言もあるが、おおむね日、英、中、韓、仏、独、スペイン、マレー語で見ることができる。   

>◆国内84施設は世界最多 国際化にはほど遠く   

> 世界の平和博物館の連携組織「平和のための博物館国際ネットワーク」(INMP)によると、20年時点で世界に平和博物館は303館あり、うち日本は最多の84館。   

>ただ、INMP顧問で立命館大客員研究員の山根和代さんは「一部の資金面で恵まれている博物館を除き、日本の多くの平和博物館は日本語対応のみ」という。   

>広島の原爆資料館や沖縄県平和祈念資料館などはいずれも公立で、資金的に余裕のある事例だ。   

>「民間の小さな平和博物館は、お金がなくてボランティアで運営しているところもある」(山根さん)。   

>海外インターン生を受け入れた東京大空襲・戦災資料センターも民間の資料館だ。   

> 山根さんは「日本の平和博物館の国際化対応は遅れており、海外の訪問者が理解できるようにするため、少なくとも英語、加えて中国や韓国語の対応が求められる」と指摘する。   

>「特に将来を担う若い世代が、平和への想像力や創造性を養う上で博物館の役割は重要」とした上で、資金面の課題をどう乗り越えるかについては、「英語や中国語などが使えるボランティアに協力してもらうのが良い方法だ」と説く。   

> さらに、山根さんは「多言語対応だけではなく、展示内容の充実も国際化に求められる課題」と指摘。   

>「ほとんどの日本の平和博物館は戦争での加害の側面を伝えていない。   

 

そうですね。日本人には意思が無い。意思がなければどうなるか。受動があって能動がない。だから、被害者意識があって加害者意識がない。罪の意識もない。これはアニマルも同じである。罪の意識のある人たちにとって、罪を知らない人たちは恐ろしい人達である。

‘罪悪感を国民に植え付けるプログラム’ (WGIP: War Guilt Information Program) とは、大東亜戦争後の昭和20(1945)年からサンフランシスコ講和条約発効によって日本が主権回復を果たした昭和27年までの7年間の占領期間に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が占領政策として行った、戦争への罪悪感を日本人の心に植えつける宣伝計画ですが見事に失敗しました。カエルの面に水でした。意思の無い人間に罪の存在を理解させるのは難しいからです。従ってわが国の全ての宗教は罪と離れたところに存在します。罪の意識に苛まれる病める魂の持ち主を救済する必要がないからです。    

 

>戦争被害の側面だけでは不十分で、日本の侵略の結果など多面的に伝える展示があってこそ国際的な対応と言えるのではないか」

 

そうですね。加害者意識のない人達の被害説明は奇妙であり、説得力がありませんね。   

 

(略)

 

 

 

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閲覧数254 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2023/10/10 04:23
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