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2008年10月25日(土) 

 10月12日(日曜日)に「結いの田」稲刈りと収穫祭が開催されました。その時に稲1株(種籾3粒)の分けつ数、籾数などを調べたいと思い、団長さんご夫妻にお願いして、稲一株のサンプルをいただいてきました。

持ち帰ったあと、物干し竿の端にかけて10日間自然乾燥させて、茎数、籾数などを調査しました。



★茎数(分けつ数)



 



「結いの田」一株の稲のサンプルです。茎数は28本です。種籾3粒から成長した稲に28本の穂が実りました。種籾1粒からは9から10本です。



★1株当たりの粒数



 



28本の穂の籾を数えました。100粒ずつのグループに分けております。全部で2820粒でした。種籾3粒が2820粒のお米になったのです。1粒の種籾あたり940粒でした。1粒の種籾が940倍に育ったのです。







千粒ごとに分けた写真です。



★一株当たりお米の重量







籾すりと精米は後で孫たちにさせましょう。

サンプルとしていただいてきた稲の代わりに、同じ条件下で栽培された不耕起米で代替して重量を計ることにしました。このお米は収穫祭の時に購入させていただいたお米です。



 



代替米2820粒を数えてその重量を量りました。重量は約60gでした。



★炊飯







60gのお米は少なすぎて炊けませんので、その5倍の300グラムをこの炊飯器で炊きました。



★ごはんの重量







300gのお米は610gのごはんに炊きあがりました。

水分を含みますから2倍強の重量になりました。





1株分のごはんは610g/5=122gでした。







標準の大きさのごはん茶碗に入れました。

左が一株分、種籾3粒分のごはんです。

右は幼児用のお茶碗に入れました。

1株分の3分の1で、種籾1粒分のごはんです。



このごはんを得るために、土、水、太陽の恵みのほかに

実に多くの技術と人手がかかっています。

先人の知恵や工夫、創造性に培われた技術の結集です。

それらを仲間と心を結んでともに五感で体験できることは

本当に素晴らしいと思います。



1粒の種籾から940粒のお米ができるのです。

1粒のお米も無駄にはできませんね。



このお米1粒は計算上では0.021gですが、

この1粒が日本人の主食の原点と思えば

1粒の種籾にとても重いものを感じます。



いつも感謝してごはんをいただきたいと思います。

多くの人にお米の命と素晴らしさを伝えていきたいと思います。







閲覧数1,745 カテゴリ日記 コメント13 投稿日時2008/10/25 08:07
公開範囲外部公開
コメント(13)
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これより以前のコメントを見る
  • 2008/10/26 03:29
    あきこさん、ありがとうございます。
    次項有
  • 2008/10/26 08:02
    鉛筆あきこさん
    タイラーさん

    二度もコメントをありがとうございます。

    今から田んぼアートの稲刈り・収穫祭に行ってきます。

    次項有
  • 2008/10/27 07:44
    鉛筆あきこさん
    トゥルーサーさん

    コメントをありがとうございます。
    玄米はお米の命の元の胚芽がついていますので
    それだけ栄養価値が高いのです。
    一粒のお米も無駄にできませんね。
    最初にお米が食べられることを発見した人は偉いですね。
    次項有
  • 2008/10/27 07:49
    鉛筆あきこさん
    ドルちゃん

    コメントをありがとうございます。

    >本当に1粒1粒大切にしないといけませんね!

     そうですね。感謝していただきたいですね。
    子どもたちにしっかり伝えていきたいと思っています。
    次項有
  • 2008/10/27 08:00
    鉛筆あきこさん
    タイラーさん

    コメントをありがとうございます。
    お子さんに見せてくださったのですね。
    水田が守られて、この素晴らしいお米を作り続けることができて、もっと自給率が増えるようにと願っています。
    次項有
  • 2008/10/27 18:55
    素晴らしいレポート有難うございました。

    お忙しい毎日を過ごされていらっしゃるのに、本当に感動しました。
    より感謝して食事を頂きたいと思います。
    そして孫達にも伝えたいと思います。

    昨日の田んぼアート収穫祭、皆様のあたたかい交流の様子が写真からたくさん伝わってきます。
    心のこもった美味しいお米が沢山収穫できたでしょうね。
    お孫さんの笑顔、かわいいです!

    徹夜で日記をUPされたのではないでしょうか?
    あきこさんのパワーにも感動です!

    子孫に美しい日本を残して上げたいですね。
    次項有
  • 2008/10/30 01:53
    鉛筆あきこさん
    トトのしっぽさん

    はるか遠いアメリカから
    コメントをありがとうございます。
    日本人の主食はお米です。
    パンを3日も続けて食べると飽きてしまいます。
    おうどんも同様です。
    ところがごはんは飽きません。日本人に合うからからです。
    お米のことを多くの方に知ってほしいと思います。

    ごはん茶碗いっぱいのお米を作るために稲自身も頑張って成長しております。
    農家さんも一生懸命稲を育てます。
    そうして育てられたお米を
    「あなたの命をいただきます」と心から感謝していただけるように、感謝を伝えたいですね。

    田んぼアートの稲刈りは楽しかったですね。
    田んぼの風景は日本の原風景です。
    是非子孫に残したいですね。

    おっしゃるとおり、画像のアップに手間取って徹夜になりました。
    次項有
  • 2008/10/30 08:22
    あきこさん、おはようございます!

    あきこさんの宇治便りは遠隔地に住んでいるわたし達に宇治を身近に感じさせてくださるうれしい日記です。
    宇治の熱いパワーを届けてくださっています。
    今回の収穫祭は大きな感動でしたね。
    有難うございます!

    娘の「キキのしっぽ」一家はアメリカのワシントン州に住んでいますが、「トトのしっぽ」の私は金沢です。ややこしくてごめんなさいね。
    gooブログのキキ便りは娘が書いています。

    10年前のこの季節に1ヶ月間、アリゾナ州ツーソンで孫の世話をしていました。アメリカのハロウィン行事を初めて見てびっくりした想い出があります。

    ハーフの孫達もご飯が大好きです。里帰りしたときは我が家の周りにある田んぼ周辺を散歩するのですが、次の里帰りのときはあきこさんのレポートをしっかりと伝えたいと思っています。
    でも、最近は宅地化がどんどん進んで気になっているところです。
    次項有
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