>日刊スポーツ >高橋洋一氏「日本のボロ負けが分かる」日米関税交渉の赤沢氏の訪米ドタキャンに言及 >日刊スポーツ新聞社によるストーリー・ >1時間・ >元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が30日、ABCテレビの生情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜午前9時30分)に出演。 >日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生相の訪米が28日、出発直前に中止になったことに言及した。 >今回の協議では、巨額の投資などの細部を確認し、トランプ関税に関して共同文書を取りまとめる予定だった。 >日米関税交渉は合意文書がない「口約束」について、高橋氏は「(合意文書は)交わせないよ。 >これね、合意文書を交わしたら、関税を含めて、いままでの日米の関税交渉、協定とはぜんぜん違う内容。 >日本のボロ負けということがすごく分かる」と合意文書を交わせない背景を説明した。 >自動車関税は27・5%から15%に引き下げも合意に達しているが、米側の実施時期はいまだ見通せない現状に、元内閣官房参与で京大大学院教授の藤井聡氏は「石破首相、赤沢さんたちは合意したのは15%だと言っているけど、基本的にウソをついているんです。 >それしか解釈できない」と強調した。 >MCの東野幸治が「それは藤井先生の見方でしょ」とツッコみを入れると、「いや、僕の見方しか言えない」と返すと、東野は「すいません」と妙に納得。 >「ちゃんと合意しているのだったら文書を送ってきてもらったら終わり。
そうですね。合意が文書にならないのは尋常ではないですね。日本式ですか。
>きちんとした合意ができていないと解釈するしかない」と話した。
そうですね。宿題のレポート提出ができていませんね。 日本人は序列人間で、議論下手ですからね。ため口社会でないと ‘やられたらやり返す’ という議論ができない。[ため口: 相手と対等の立場でものをいうこと] 日本人や韓国人の国文法には階称 (hierarchy: 言葉遣い) というものがあって、人間が序列メンタリィティ (考え方) になっている。これでは議論が勝負にならない。ありがたく拝聴になっている。
>高橋氏は「官僚的に言うと、日米にはきちんとした貿易協定がある。 >それからみたら日本はオール負け、ボロ負け。 >それを隠すために文書を出さないのじゃないかなと思う」と強調した。 >藤井氏は「ウソをついているのは政権を延命させるための方便にしか思えない」と言い放った。
日本人は思考を停止しているから、自分自身の意見を明らかにできない。わが国のマスコミの編集長でも例外ではない。だからいくら外部の情報を流しても、それが社会の木鐸の役割を果すことはない。「それでどうした、それがどうした」の問いに答えが出せないのである。我々日本人は自己の見解を述べる教育を受けてこなかった。だから個人の価値が低い。[木鐸=ぼくたく:世人を教え導く人] 英米流の高等教育機関において自己の個人的な見解を論文形式で明らかにすれば学位 (博士号など) が得られる。ぜひやるべき勉強です。 イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。 何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)
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