この酷暑の中、ちょっとでも涼しい処に行こうと云う事で上信越でのロープウエイのツアーに行ってきました。出かける前日に北陸・東北の梅雨明け発表があってラッキーでした。大阪から金沢まではJRの特急で、そこからバスで約270kmの志賀高原までが第一日目です。途中に野尻湖で約1時間の遊覧船ですが涼しくはなかった。妙高と黒姫山がバックの静かな湖で昔、ナウマンゾウの発掘に一般参加したかった場所です。 2日目 志賀高原のホテルは標高1000m位なので快適です。志賀高原は半世紀前の秋に来たことがありますが殆ど覚えていません。山の斜面はゲレンデだらけですね。横手山のスカイレーターとリフトで2305mの山頂まで歩かずに登れました。でも白根山も上信越の山々も北アルプスもモヤで見えませんでした。花はニッコウキスゲとヨツバヒヨドリぐらいでした。 JR津南駅に行く途中に「龍ヶ窪」という名水百選にも選ばれた湧水の池に寄りましたがそれほど美味しいとは思いませんでした。飯山線に乗ってJR越後田沢駅まで約10分間、千曲川の渓流美を楽しむ試みは完全に企画倒れでした。清津峡は田沢駅からバスで30分の十日町市にあって、750mの清津峡渓谷トンネルを歩いて、途中3か所の見晴所と突き当りのパノラマステーションから見物します。日本3大渓谷(黒部渓谷、大杉谷)の一つとの事です。柱状節理の谷は見事でした。兵庫県豊岡市の玄武洞と同じ程度のスケールかな。 大源太湖は湯沢町にある人造湖で、静かなのが取り柄でしょうか。涼しそうな風景でしたが暑い。 3日目は湯沢温泉から数分の湯沢高原ロープウエイに乗って、アルプの里(標高870m)へ。高山植物園にはそれほど種類がありませんでした。ちょっと高度不足ですね。ユリ園には今がピークでしょうか。ニッコウキスゲで色の変わったのがありました。変色は枯れかかったためかしら。初めてのボブスレ-は気味良かった。 ツアーの最後は八海山ロープウエイの1150mの4合目まで。山頂(1778m)までは往復4時間以上必要です。山容を見に行っただけでした。 天候には恵まれましたが真夏のバスツアーはきついですね。紅葉の季節に行ったら景色ももっと楽しめたようです。まあ、クーラーを効かせた室内でゴロゴロしているよりは健康的ですか。3年ぶりに寄った金沢駅は来年春の金沢-東京新幹線開通で駅前の風景が変わっていました。広くなったようだけど前の方が良かった。