高遠城址公園の桜は11年前に行きましたが5部咲き程度で印象に残っていませんでした。ポスターにあるような風景を見てみたいと思っていましたが、まだ通過したことがない立山黒部アルペンルートとペアーになったツアーがありましたので参加しました。
今年のアルペンルートの開通が4/15とのことだったので桜の時期と合うのではないかと気象庁の開花予報を見てツアーの予約を入れましたが、何しろ1ヶ月以上前の話です。今年は開花が遅れましたので8日前に予約を解約して満開と思われる4/19に再契約を入れました。
4/19の午前9時前に新大阪から新幹線で岐阜羽島へ。バスに乗り継いで中央自動車道の駒ヶ根市から高遠城跡に。木曽駒ヶ岳や南アルプスは雲があって見えませんでした。城跡に近づくと桜の塊がドッと現れてきました。前日に満開宣言があったそうです。
タカトオコヒガンザクラはこの地にしかない固有種で花形はやや小ぶりで赤みが強いのが特徴だそうで、明治8年ごろから植え始め現在では約1500本ほどあるそうです。モコモコとして如何にも満開だ と主張しているようでした。風が少しありましたが花びらは全く散りませんでした。雪山を背景にした風景は雲が邪魔をして残念ながら撮れませんでした。
2時間ほど城址公園を回って午後3時に出発し、糸魚川街道を約3時間北上して白馬村のスキー場へ。 標高もあってか周辺は新雪の跡。この日、立山アルペルートは高原バスが不通になっていたそうで明日も心配で黒部ダムで引き返すおそれもあるとのお知らせ。
4/20朝、極低コストのホテルを出て大町の扇沢から関電トンネルトロリーバスで黒部ダムへ。 黒部湖は当然ながら真っ白でした。
ダムの標高は1455m。ここから黒部ケーブルカーで黒部平へ。人の流れの渋滞箇所です。 更に立山ロープウエイで大観峰(2316m)へ。立山の裏側を臨みます。 距離1.7kmのロ-プウエイは景観保護のために支柱が一本も無いそうです。
大観峰から立山トンネルトロリ-バスで室堂に出ました。
懐かしい雄山・大汝山・富士の折立です。みくりが池は勿論積雪の下でした。 昨日の積雪で「雪の大谷ウォーク」は本日も閉鎖していました。今年は谷の高さは19mだったそうです。室堂平広場の風景で我慢です。
剱岳や大日岳の風景はシャッターチャンスを逃しました。 高原バスで美女平、立山ケーブルカーで立山駅へ。 ストのために昔、コッチさんとこのケーブルカーの階段を徒歩で登りました。元気でしたね。
久しぶりに雪山の雰囲気を味わいました。中国のガイドや観光客の喧噪が無かったらもっと良かったのにと思いますがもう、避けれないのでしょうね。
扇沢で別れたバスが立山駅に待機していて富山駅まで送ってくれます。富山から新幹線で金沢まで。 金沢からサンダーバードに乗り換えて新装なった高槻駅で降車しました。帰宅は21時すぎでした。
心配だった天候も大事なく、ほぼ満足すべきツアーでした。 |