河津桜と云うのをを知ったのは3年前の2月下旬での「なばなの里」でした。早咲きの濃い緋色の花が綺麗で、寒緋桜だろうと思っていましたが調べてみると大島桜との自然交配種との事。伊豆半島の河津町はその原木を増殖させて早咲き桜の名所にしたそうです。桜見物は一昨年の沖縄や更にその前年の東北地方でも、開花の時期が外れてしまい蕾見物になってしまいました。寒緋桜なら咲いている時期が長いので見誤ることはないだろうと一か月前にツアーを申し込みました。2月21日のツアー当日の10日ほど前から河津桜の開花状況を見ていると蕾固しの情報ばかり。今年の冬の低温状態は地球温暖化の懸念が不要になったのではないかと思われましたが、この日本の寒冷化はインド洋の高温化に起因しているとの事。それにしてもこの時期の三寒四温はどこに行ったのやら。寒寒ばっかりです。ツアーの変更はスケジュールの関連でできないので、マア伊豆半島は初めてだし、富士山も天気が良ければ見物できるだろうからと、言い訳しながら出かけました。幸い天気は雨具の準備は不要の予報で、気温は低かったけれど恵まれました。日中、晴天だと風が強くない場合は上昇気流で富士山はガスがかかりやすいそうです。富士川SAからの富士山は一部しか見えませんでした。 伊豆長岡の宿泊地からの風景は夕日の時はスッキリしませんでしたが、日の出の時は綺麗に見えました。午前6:50の風景です。夕方の方がより赤くなるそうです。 帰路は新東名高速でバス内からの写真です。富士山により近くを通過しますね。 伊豆半島は沼津ICから半島の中央部を南下して下賀茂まで。天城越えをするとようやく早春らしい雰囲気になりました。下賀茂の「みなみの桜」は最も南に位置するので3-4分咲きでしょうか。 河津町の「河津桜」は3分咲き程度。開花促進処理を行った2本だけは満開でした。土手の並木が満開だと桜のトンネルになるようです。 半島の北部にある畑毛の「かんなみ桜」450本は蕾だけ。花の最盛期の頃は人出がとんでもなく多くなるそうです。確かに道幅が狭い。ゆっくり見物できるのは今ですよ、と慰められましたが、やはり満開を見てみたかった。バスの全走行距離は930Km。伊豆半島はちょっと遠いかな。一泊ではなくてもう少し余裕が欲しい処でした。