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2014年10月04日(土) 

南米ハイライトの旅-2



 ペルーの首都リマに戻って旅の後半の観光はマチュ・ピチュとナスカの地上絵です。出発前に懸念していたのは高山病とお天気でした。標高がリマでは200mそこそこの平地ですがクスコは3300m、マチュ・ピチュで2400m。相棒も高山病にあんまり強くありません。週間天気予報ではマチュ・ピチュでは雨天でしたので霧の風景しか撮れないのではないかと覚悟はしていました。



9/24(水) リマ空港からクスコまで1時間20分の飛行後、バスでオリャンタイタンボ駅まで約4時間を最高高度3700mの高原を走りました。駅の直前、村の道路が渋滞のために15分ほど線路横を徒歩で行きましたが皆さんシンドそうでした。



   



高山列車の持ち込み荷物に制限があるので一泊分の荷物だけを持って行きます。トランクなどはクスコのホテルに預けています。マチュ・ピチュは遠くて不便な場所だと云う事ですね。



高山列車はマチュ・ピチュ村まではウルバンバ川に沿っています。1.5時間の標高2600mから2000mへの走行は快適でした。上高地に似た風景がありました。日本でも松本あたりから横尾あたりまで鉄道にしたら楽でしょうね。マチュ・ピチュ村にはお土産店は沢山あるけれど狭くて、宿泊も民宿風でシャワーだけ。



   



選挙運動中とのことで夜半過ぎまで太鼓や笛、歓声で眠りを妨げられました。宿の真ん前に選挙事務所があったのと選挙活動の時間制限がないそうです。



9/25(木)夜明け前からの雨は村の停留所から混乗バスで出発する頃にはほぼ止みました。名物つづら折れの山道は霧で展望が効きませんでした。0.5時間でマチュ・ピチュの歴史保護地区に到着してパスポートを表示して入場・観光します。高山列車でも乗車前にパスポートを要求されましたが意味があるのかな。



マチュ・ピチュは歩くルートが決められていました。入場して直ぐにリャマたちが観光客を見物していました。少し登って最も定番のマチュ・ピチュの風景が撮影できるポイントまで登ったら徐々に霧がとれてきてラッキーでした。



   



後方の峰が標高2690mのワイナピチュ山で一日400人の入山制限があって事前登録制。往復2.5時間のコースで、入山していたのは若い人たちばかりでした。アンデスコンドルが旋回しているのを期待していましたが絶滅寸前との事で、イワツバメだけ飛び交っていました。



主神殿にはチンチラだと聞いた小動物が一匹、右中上の岩のところにいました。ずーと生息しているそうです。

本当は大きな岩の精密な石組みを見るべき場所でしょうけど。



   



太陽の神殿には冬至と夏至に窓から太陽の光が差し込むという建造物がありました。構造がP型なので分かり易い。



 



ざっとみて2.5時間のコースでした。マチュ・ピチュの全体のスケールは想像していたよりも意外とコンパクトだなと感じました。出口に来た頃にまた雨が降ってきました。



現地には3000人/日の観光客が押し寄せるそうです。このための地盤沈下が問題で70年後には入場禁止になるとの事。

1450年頃に造られて、1911年にハイラム・ビンガムに発見されたときは草に埋もれた廃墟だったのを7割ぐらい修復したそうです。300年程の周期で地震があるそうですが岩山なので原型を維持しているのでしょうね。



観光後、混乗バスと高原列車と専用バスで往路をクスコに戻りました。



9/26(金)クスコ市街を約1時間観光です。クスコの中心はアルマス広場。その前にカテドラルの教会がそびえる。1550年からというから歴史ものです。標高があるのでゆっくり歩かされました。「12角の石」という精巧な石壁の通りを案内されましたが人が多くて撮れません。



 クスコ  リマ 



クスコは高原山脈の谷あいの街で治安は余りよくないそうです。お世辞にもきれいな街だとは言えません。



リマの空港に戻ったのが夕刻でホテルに入る前に約1時間のリマ歴史地区観光でした。アルマス広場とかカテドラルというクスコと同じ名称の処や大統領府など。日が沈んで暗くなっての観光はちょっと迷惑でした。



クスコもリマも自動車社会に変貌して歩行者よりも車優先の社会。道路工事の進行中でクラクションをよく鳴らすのは途上国の証ですね。首都のリマもゴミの多い街でした。



9/27(土)リマのホテルをバスで5:30に出発して3時間ぐらいでイカのセスナ機専用の飛行場に到着。朝、ガスっていたので飛行が遅れ2時間の待ちぼうけでしたが晴天になりました。12人乗りのセスナ機で約1時間の飛行です。ナスカの地上絵の上空旋回は20分間ぐらいでした。肉眼で確認した絵柄のうち撮影できたのは2つ。鮮明でないので白黒反転加工したハチドリの写真です。



  



フマナ平原は灰色の不思議な台地でした。動物の絵柄はともかく滑走路状の線状の絵柄は飛行用としか思えません。地上絵は宇宙人が作ったという説に賛同したいです。



9/28(日)リマのホテルを9:00に出発して空港から12:40のロスアンゼルス発、8時間40分の飛行でロスに到着。



9/29(月)ロスアンゼルスを00:50に発って11時間40分後に羽田空港でした。



9/30(火)羽田空港4:30着、伊丹空港には9:10に到着でした。



全般にお天気には恵まれた旅でした。ペルー国民の約2割弱はヨーロッパ系との事でしたが黒い髪とあまり大柄でない体格は日本に近い感じがしました。インカ道をトレッキングする人を見かけました。もっと日本に近くにあったら参加したいところですが何しろ遠かった。 


閲覧数1,220 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/10/04 03:56
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2014/10/05 09:42
    鉛筆アトさん
    テッシーさん

     出発の前に高山病についての注意や対策など沢山の資料を貰いましたが現地の 「コカ茶」が有効だと聞きましたので試飲したところ抵抗なく飲めたので多用し
     ました。結局、高山病は避けることができましたが、多量の水を飲んだだけ
     の効果かもしれません。

     それより帰国後の3日間は午後から熟睡してしまい夜半過ぎには眠れない症状
     で時差ボケが強かったと思っていますが、普段もそうじゃないのと云うのも
     います。

     今回のツアーのメンバーは23人で小生より年配の人は2~3名?若い人が多かった。
     マチュ・ピチュでもそんなに年配者は見かけませんでした。そう云う場所なんで
     すね。
    次項有
  • 2014/10/04 22:14
    アトさん

    いい旅をされましたね。

    海外ツアーの時「今まで行った海外旅行でどこが一番良かったですか?」と聞くと
    かなりの多くの確率で「マチュピチュ」と答えられます。
    旅行会社の人気ツアーでもいつも人気ランキングは上位のようですね。

    一度は行きたいと思ってはいたのですが、小生は高所に弱いのであきらめております。
    数年前、スイスに行った時、ゴールナーグラード展望台(3,089m)で心臓がおかし
    くなりふらふらになり、翌日のユングフラウヨッホにはパスして家内だけで行っても
    らい小生はインターラーケンで1日、時間をつぶしたことを思い出しました。

    詳細な南米の興味深い紀行文を読ませて頂いたので、現地に行ったような気持ちに
    なりました。
    雄大な自然や悠久の文化に触れられてリフレッシュされたでしょう。

    ありがとうございました。

    次項有
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