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2016年02月15日(月) 
昨日は、午後から富田林でまちづくりの講演を依頼されたので、勉強かたがた午前中に現地入りして、伝統的景観が残る「寺内町(じないまち)」を散策することにしました、夜来の春の嵐も落ち着いて、傘を差さずに歩けたのでとても助かりました。

寺内町は1560年(永禄3年)に開発された一向宗(浄土真宗)の宗教自治都市です。今でも戦国時代の町割を留め、江戸時代以降の町家約40軒が時代劇セットさながらに昔の姿そのままで残されています。寺内町一帯(富田林市富田林町の一部)は、1997年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。ひっそりと落ち着いた佇まいは、時代をタイムスリップした感じがします。世俗化された観光スポットとは異なり、 別世界のようなゆったりとした時が流れ、癒しと語らいの空間になっています。今日は日曜ですが、多くの観光地のように春節の影響もなく、落ち着いてまちあるきすることができました。

寺内町は東西400メートル、南北350メートルの平坦な地区で、主だった商家には由緒・由来を記した案内板が設けられ、石畳の街路には路面灯を兼ねた道標や案内標識なども整備されています。軽装・徒歩で一周約2時間、ガイドブックなしでもお気軽に足をお運び頂くことができます。大阪府と奈良県境にそびえる二上山、葛城山、金剛山や石川(大和川支流)を望むこともでき、カメラ・ビデオやスケッチブック片手に散策される方々も増えてきましたそうです。「じないまち展望広場」からは、周囲の景色が一望できました。

さらにここ数年の動きとして、寺内町の古い町家を活用し、周りの歴史的景観に溶け込んだ新しいお店が増えてきています。かつては味醂醸造用に使用されていた蔵の内部もお店として利用されています。手作り陶器や木製家具など伝統的工芸品の工房から、こだわりの日用品・雑貨、アンティークものを扱うお店、さらには自家製パン屋さん、お蕎麦屋さん、茶懐石料理が楽しめるお店など、これまで地元にはなかったユニークなコンセプトのお店ばかりです。

大阪市内(天王寺・あべの橋)から近鉄電車で30分。お手軽な歴史散歩を楽しみながら、さまざま新しい発見ができました。戦国時代から450年間に亘る貴重な歴史的町並み(文化遺産)の保存と継承にも思いをめぐらせてみると、この土地の素晴らしさが一層輝いてみえました。

閲覧数607 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2016/02/15 09:13
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