昔勤めていた会社の同期生5名で大和路の桜見物を4/13に行ってきました。 最初の場所はO君の発案による信貴山です。 信貴山は生駒山地の南端に位置する標高437mの低山で昔、何かが飛んできた場所だという事しか記憶になかったので、Wikipediaで調べてみました。
信貴山の由来は1400余年前、聖徳太子が物部守屋を討伐する際にこの山で戦勝の祈願をするや、毘沙門天王が出現して必勝の秘法を授かりました。その日は奇しくも寅年、寅日、寅の刻でした。無事に戦に勝った太子は「信ずべし、貴ぶべし」として、この山を信貴山と名付けたそうです。
信貴山の「朝護孫子寺」は醍醐天皇のご病気を、命蓮上人が毘沙門天王に病気平癒の祈願をしたところ、たちまちにして癒えたので、天皇が「朝護孫子寺」の勅号を与えました。朝護孫子寺は、「信貴山寺」とも呼ばれているそうです。
JR王寺の駅に集合してそこからバスで約15分、信貴山寺前に着きました。 桜は丁度満開の時期でした。
大きな本堂や3つの宿坊とその付帯設備が山の広い中腹に配置されて想像していたよりも大規模な寺院でした。参道は石塔がびっしりと並んでいます。
太子の寅の刻が起因ですね。
信貴山頂には山城の跡と空鉢護法堂があります。境内マップでは山頂まで直ぐの様でしたがダラダラ坂 を約30分間かけて登りました。
午後2時になって次は駅一つ先の法隆寺の予定が、誰かが奈良公園と云ったのでそちらに決定しました。気心の知りあったグループなのでどうにでもなります。
奈良公園は信貴山寺と違って外国人が8割以上を占めていました。
興福寺では天平乾漆群像展と銘打って阿弥陀如来像を中心に西金堂の阿修羅などの群像を配置していました。パッと見学したら数分間しか持ちませんでしたが、翌々日のNHK・BS放送で阿修羅の放送を見て少し理解できました。
春日大社は昨年の式年造替で新品になっているので見学しましたがあまり新品の印象がありませんでした。それよりも奈良公園の桜は満開で久しぶりの鹿との対面の方に関心がありました。
最初に計画した日程から天候の変動で再三の変更をした幹事役のU君に皆で感謝して無事に一日を終えました。一日の歩数が約3万歩、全員後期高齢者にしてはよく歩きました。
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