10/2から9日間かけてカナダの紅葉見物に行ってきました。友人の「行くところ行くところ、全て絶景だった」という言葉に期待していました。カナダ観光は4年前の夏に一度行きました。原則として同じ場所のツアーには行かない事にしていますがメープル街道やローレンシャン高原は初なので応募しました。10/2の夕刻にシアトルへ出発。デルタ航空機には座席の所にフライト状況や映画を見るディスプレイが付いていないので暇を持て余しましたが、空席があったので横になる余裕がとれました。シートの余裕だけはビジネスクラス並み?9時間半のフライトで17時間の時差があるシアトルに到着。ようやくESTAが使えて米国に入国。ここで半日間のシアトル市内の見物。イチローの居なくなった球場や市場見学。次便への乗り継ぎのための時間潰しです。富士山に似たレーニア山が市内から見えたので帰路の機内からそれらしき山を撮ったのがこの画像。間違っていたらごめんなさい。 夜にシアトルを発って1時間半でカルガリー着。カナダの入国審査は優しいこと。降雪の中をバスでホテルに夜半過ぎに到着しました。10/3 早朝までの雪が止んで曇り空の中を観光バスでカナディヤンロッキーへ。寝不足と時差ボケで記憶しているのはレイク・ルイーズとペイト・レイクとコロンビア大氷原だけ。レイク・ルイーズに前回来た時には雪崩の音が響いていたが、今回は新雪の崖。ここには青空のバックが欲しかったけれど生憎の曇り空でした。 ペイト・レイク展望台に行く道は凍り付いていて滑らないようにチョコチョコ歩き。苦心してたどり着いたのに濃霧で蒼い湖面は見られませんでした。以前に撮った写真だけを添付します。昨日は積雪のためにコロンビア大氷原への道路は閉鎖だったそうです。アサバスカ氷河や周辺の山々は新雪で白く綺麗でした。ここだけは再度来て良かった。 宿泊地のカナナスキス・ビレッジでの夕食アルバータビーフ料理は美味しかった。ホテル裏手の見晴台からはカナナスキス・バレーの雄大な風景があって、早朝の散歩の時に若い鹿が目の前にいました。人慣れしていたみたい。 10/4 この日は移動だけ。バスでカルガリー空港に約2時間。ミネアポリスへ飛行機で約3時間。米国に再入国してから飛行機で2時間半、モントリオールへ。カナダに再入国して空港からホテルまでバスで30分間。夜半過ぎにホテルに到着。北アメリカ大陸をほぼ横断の日でした。10/5 モントリオール市内からバスでケベック・シティまでのメーブル街道を約3時間ドライブです。フリーウエイではドライブイン以外は途中停車できないので紅葉の並木が続いていても写真撮影のチャンスは少なかったけれど、さすがにスケールは大でした。ケベック・シティでは観光スポットを案内されてももう一つ。買い物にも興味がないので殆んど記憶に残らない。昼食を摂ったお城のようなシャトー・フロンテナックぐらいです。 モントリオールに又、3時間かけてバスで戻る。3連泊なのが救いです。10/6 きょうは紅葉のハイライト、ローレンシャン高原に約2時間のドライブです。晴天を望んでいましたが昨日と同様に終日、小雨・曇り・晴れの繰り返し。モントリオールの北側にある標高約1000m位のリゾート高原地帯で湖を囲んでメープルの森林が広がっていて、これが全部一斉に紅葉・黄葉化していました。最奥部のトランブラン山は頂上までゴンドラに乗り継ぎ、展望台から高原を見渡します。幸いにもゴンドラで頂上に行った時だけガスが晴れて展望が得られました。紅葉は中腹以下に多くて山頂からでは紅い色は少なく茶色一色。紅葉の最盛期との事でスケールだけは凄くて名所と云われるだけの事はありました。 カエデの樹液を煮詰めたメープルシロップは美味しかったけれど、糖分を控えなければならない身としては持ち帰るのは残念ながら避けました。10/7 モントリオール駅から大陸横断鉄道VIAレイルでキングストンへ約3時間。起伏の殆んどない地平線だけの平原を走る列車の旅はバスよりも快適でした。セント・ローレンス川に大小の島々が浮かぶ避暑地としてサウザンド・アイランズ遊覧クルーズ1時間は正直言ってつまらなかった。広い所為かな、松島の方が綺麗です。バスでナイアガラのホテルへ移動。10/8 ホテルから2階建のバスでナイアガラ大瀑布観光。テーブル・ロックからカナダ滝を撮影後、霧の乙女号で滝壺近くまで。ここではカメラが濡れるので撮影は殆んどダメ。 ナイアガラ川に沿ってワールプール、ナイアガラ渓谷、ナイアガラ・オン・ザ・レイク、ワイナリ-観光をした後に余った時間でレインボ-橋を渡って米国へ。パスポートだけで簡単に入国できる。出国はフリーパス。公園には黒と灰色のリスがピヨンピヨンと跳ねていて撮るのに苦心しましたが可愛い。 10/9 早朝ならぬ深夜3:20にナイアガラのホテルを出発。レインボー橋からバスで米国に入国してバッファロー空港へ。バッファロー、デトロイト、シアトルと乗り継いで12:10にシアトルから関空へ約11時間。この便も幸い空席があったので横になる余裕がありました。関空には15:00頃に到着して帰宅できたのが17:00頃でした。ツアー会社は違いますが4年前のカナディアンロッキー、ナイアガラ、ラスベガス、グランドキャニオンの8日間ツアーに比べて、今回のツアーは効率が悪いように感じました。デルタ航空ばかり使っていたのはコスト削減のためかな。カナダでの車はセダンタイプが9割ぐらい。オンボロ車は全く見なくて、運転マナーは良好でした。街中は清掃もされているし、寒くなかったら住みやすい国でしょうね。行程で逢った団体ツアーは日本人ばかり。ホテルでもレストランでもあふれ返っていました。フランス語が解らなくても不便はありませんでした。勿論、英語も。帰国して北アルプスの紅葉の写真を見るとカナダと遜色のない綺麗さです。スケールだけは差があるようですが。まあ、今回は天候や紅葉の時期がうまく合っていたので良しとします。