大台ケ原の紅葉がピークだというニュースを聞いて、好天が間違いのない10/20に行ってきました。人出もピークのようでした。大台ケ原は半世紀以上も前にNG氏のドライブに誘われて行って以来、5年前の8月に西大台コースの環境保全のため、入山の制限をするという事なのでその直前に、今度は自分の車で行ったことがあるその2回だけです。服装は登山の格好でしたが山登りをした記憶はありません。それもそのはず、大台ケ原は標高1695mの日出ケ岳を要として西から南へ扇形に広がる隆起平原で、ドライブウエイでその中心地まで行ってしまいますので。今回は車もないので、近鉄あべの橋駅から近鉄大和上市駅、そこから奈良交通バスで大台ケ原駐車場まで2時間のコースです。バスは往路が9:00と9:30の2本だけ。自宅から梅田駅、次に市営地下鉄で天王寺駅までと、あべの橋駅まで行くのにスムースに乗り継ぎができるのか心配でしたが、無事に9:00のバスに間に合いました。自分の実力では勿論ありません。9:00のバスは3台で出発。大台駐車場は500台の駐車スペースですが溢れた車がドライブウエイの両端に列状駐車で、片側通行もままならない状態でした。11:00にやっと到着。標高1400m位迄バスが登っても紅葉の気配は少なく、おかしいなと思ったけれども駐車場近辺になるとそれらしき状態。一昨日、湖西線から見た比良の紅葉は未だだったので紅葉の限界線かと納得しました。帰路のバスが14:30と15:00なので前者の順番券をもらってから、東大台の回遊コースを時計回りで出発。コンクリートの石段や立派な木道で整備された道には覚えがなくて、近年に整備されたのでしょう。晴天だった空に積雲が増えだして大峰連山のピークが隠れだしました。さすがに年間降雨量4800mmを超す地域だから移動性高気圧が覆っても雲は発生し易いのかしら。 原生林の倒木とイトザサの絨毯がブナ、ミズナラ、ヒメシャラやカエデの黄葉を引き立てて、もう一荒れしたら全部落葉するだろうと思われました。 シカ以外の野生動物は昼間は姿を見せないそうです。確かに黒っぽいシカが3頭だけいました。写真を撮って喜びながらツクシシャクナゲの大群落の急な下り道を降りてから気が付きました。大蛇嵓への分岐点を見落としてしまった。本日一番の展望だと期待していたので残念。引き返すには体力も時間的にも無理と判断してパスせざるを得ませんでした。 同じドライブウエイで行ける伊吹山に比較して少し遠過ぎますね。バスの場合は時間制限があってあまり余裕がありません。便利すぎると観光地化過ぎてしまいますが。