11月14日と15日に友人3人で下呂温泉に行ってきました。昨年は四国の大歩危、小歩危や金刀比羅宮の見物旅行で味を占めたので、今回も同じメンバーでの一泊旅行です。3名共に年金生活者なので格安バスツアーでも贅沢は言いません、いや言えません。奥方を置いて出てきた負い目もあります。京都駅のバスターミナルから9時に出発して5時間で下呂温泉に到着しました。東海環状自動車道の美濃加茂ICから国道41号線を高山本線に沿って、美濃白川あたりから紅葉が目立ってきました。生憎の寒波の南下で雨やアラレが降ったり止んだりの荒天でした。途中のお土産店で可愛い置物を売っていました。一箱の値段じゃないよね。 大阪、京都からバス3台の集客でした。平日にこれだけ宿泊すれば1泊2食、往復運賃込み10780円でも経営は成り立つのでしょうね。下呂温泉はアルカリ性単純温泉で少しツルツルしていました。硫化水素の匂いもなく飲用禁止の理由は分かりませんが有馬、草津と並ぶ「三名泉のひとつ」とのこと。「三霊山」は知っているけれど他に「三××」というのはちょっと思いつかなかった。露天、大浴場とも気持ちの良いお風呂でした。清掃の時間以外は何時でも入浴できるのが良いですね。到着した日は雨も降るので宿泊地近くの「温泉寺」173段の石段を登って紅葉を見ただけ。街中には白鷺とカエルの図柄が至る所にありました。白鷺は昔、大地震で温泉が出なくなった時に噴出場所を白鷺が教えてくれたとの伝説から。カエルはゲロゲロとの駄洒落からでしょうね。「かえる神社」もあった。 翌日は山の中腹まで積雪で白くなっていました。午後3時には出発なので近くの合掌村だけを見物に。世界遺産の白川村から移築した10棟の合掌造りの民家で集落を再現した処。民俗資料館としての展示がありましたが周辺の黄葉も綺麗でした。 円空仏展示室は見応えのある展示でした。下呂温泉には関わりの深い人物なのでこの村に合っています。生涯12万体の造作をしたそうですが現在2千数百体しか発見されていないそうです。 村内に狛犬博物館もあって世界中の狛犬類似物が数多く展示されていました。ギザのピラミッドのスフィンクスが狛犬のルーツとの事。そう云われるとそんな気もしましたが、なかなか充実した展示でした。 気心の良く知った仲間なので何の遠慮もなく近況の報告や投薬の話題だけですが、この様な機会もいいものです。この2日間だけが雨天だったのは誰の所為。