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2013年04月23日(火) 

トルコ10日間の旅に行ってきました。これまで、トルコは良かったという意見を何回か聞いていました。この時期はあんずとチューリップが見頃のシーズンらしいので、今月4/10からのツアーに参加しました。前後2日間は飛行機の中なので実質8日間の旅です。



トルコ共和国の時差は6時間。国土の面積は日本の約2倍らしいけれどツアーで回るのは約半分の西部側だけ。イスタンブールから入国して左回りにエーゲ海沿いに南下してから中央部のカッパドキアへ。それから北上してアンカラ経由でイスタンブールに戻るコースです。



4/10 第一日目は22:30に関西空港を発ってイスタンブールまで約13時間の難行です。機内はほぼ満席で日本人が1/3ぐらいで、意外と外人が多い。我々は17名のツアーです。



4/11 第2日目 早朝にイスタンブールに到着。現地時間6:15に専用バスでトロイへ走行。日本のヒノキ花粉症から解放されました。途中、ダーダネルス海峡をフェリーでアジアに渡り、345kmを走ってトロイの古代遺跡に到着。トロイの木馬は修復工事のためにテントで覆われていました。BC3000からAD500までの9層にわたる都市遺跡。現地案内人によるとシュリーマンは遺跡の財宝を全部ドイツに持って行ってしまったので嫌いだと言っていました。立場が違うとその様な見方もあるのですね。ここの観光客はほとんどがドイツ人とのこと。

 



4/12 第3日目 アイワルクのホテル裏でエーゲ海を触ってから約250kmのエフェソスへ。途中、ペルガマニの金の産出地や美人が多いと云われているイズミールを経由。エフェス遺跡は古代ギリシャ・ローマ時代の古代遺跡で、広大で保存状態が良好。ニャンコがあっちこっちに寝そべっていて、日本みたいに逃げません。

  

         

聖母マリアはこの地で天に召されたと伝えられているそうです。そう云えばキリストの母上の情報はあまり知らなかった。ケルスス図書館の遺跡は立派です。

 



アルテミス神殿は世界の7不思議のひとつとの事だけど柱が1本復元されているだけ。127本もあったそうで紀元前7世紀というから凄く古いが、何故7不思議なのかしら。



ここから185km、のどかな田園風景の大平原をバスで走ってバムッカレのホテルへ。自噴式の天然温泉プールは珍しかったけれど、ちょっとぬるいし水深が1.6mと僕には深すぎた。



4/13 第4日目 パムッカレの白亜の棚田は湧き上がる温泉の石灰分が沈殿・結晶化して目の前一杯に広がったもの。九寨溝・黄龍、スロバキアや秋芳洞にも同じ様なものがあったけれど、ここは障害物がなくてとてつもなく広い。残念なことに近年は近郊にホテルが増えて湧き出す温泉量が不足してしまった結果、水涸れしてしまった棚田が増えた。

 



台地の上にはヒエラポリス遺跡が広がっていて、紀元前2世紀ごろの都市遺跡。岩石で構成された建造物は保存が良い。近くに温泉に水没したローマ時代の遺跡もあって綺麗。

 



410kmの走行で古都コンヤへ。イスラム教の規律の強いところだそうです。預言者ムハンマドのあご鬚を祀るメブラーナ博物館、説教壇の彫刻が見事なアラアッディンモスク、門の浮彫り装飾が素晴らしいカラタイ神学校などですが、正直言ってよく覚えていません。

 



実はこの頃にお腹の調子が悪くなって激しい下痢。昼食のトルコ風ピザが怪しいのでは。これから2日間は絶食に近い状態。エジプトの時と同様で、どうもイスラム圏はダメなのかしら。相棒も翌日から同様に発症しました。





4/14 第5日目 カッパドキアへ行く途中にチャタル・ホユック遺跡に。昨年世界遺跡に登録されたそうで、紀元前7000年の新石器時代の集落跡。草原の丘陵地帯だけど当時はもっと違った景色だったのでしょうか、獲物の動物の骨がたくさん残っている。

 



230kmを走行してカッパドキアに到着。数億年前にエルジエス山の噴火で数百mも積層された凝灰岩と溶岩層が浸食されて形成されたそうです。アナトリア高原の標高1000mの高台地なので昼の気温も10℃近辺と寒い。洞窟ホテルに連泊。

 



4/15 第6日目 早朝5時にバルーンツアーに参加。約1時間の上下飛行です、熱気球には初めて乗ったけれど、滑らかな飛行で好印象。先月だったか、エジプトで事故がありましたが本日は機長などスタッフを見て一安心。32人乗りの大きな熱気球でした。

  



古代ローマ時代、このあたりにキリスト教徒が岩を掘って住み始め居住や教会の跡が多数見られる。カイマルクは巨大地下都市。地下8階の深さで2万人以上の人が生活していたそうで、でかい体格の人が好く通れるものだと思うような狭くて低い通路。ユルギュップは観光の拠点でキノコのような岩、ギョレメ野外博物館は洞窟教会の集合地、デブレントはラクダ岩、ウチヒサルが最高岩峰。



   

  





カッパドキアの連泊中は曇天、時々小雨の天候で朝夕の日差しが無くて、もうちょっとコントラストのある風景は見る事はできませんでした。でもトルコの代表的な風景ですね。





4/16 第7日目 ホテルを出発して塩湖のトゥズ湖経由で首都アンカラへ。広い畑の平野を走行。アンカラでは初代大統領アタチュルクを祀った霊廟を見学。個人に対しての崇拝と愛国心の啓発だろうだけどちょっとオーバーに感じた。アナトリア文明博物館は改装中で1/4だけ見学。ヒッタイト時代(BC17~12世紀)の遺跡から発掘されたレリーフや石像のオリジナルの撮影が可なので嬉しい。

 



このあたりからやっと空腹感が出てきて体調が回復したようです。

 

夕方にアンカラからイスタンブールへ飛行機で1時間。庄野真代の「飛んでイスタンブール」は今、聞き直しても懐かしくていい曲です。



4/17 第8日目 ホテルを出て先ずトプカプ宮殿に。オスマン帝国の居城で広大な敷地内には86カラットのダイヤモンドも展示されていた。集合場所に戻れずに焦った事も思い出。

 

 

チューリップの原産地がトルコとは知らなかった。16世紀頃からオランダは生産地という事です。

 

 

ドルマバフチェ宮殿はオスマン帝国最後(19世紀)の宮殿。室内は豪奢な印象を受けるけれど帝国の斜陽という事で、ちょっと無理している感じもする。

 





午後はボスボラス海峡の1時間のクルーズとスパイスの専門店が多いエジプシャンバザールの見学。あまり興味はありません。



夜はトルコ民族舞踊とベリーダンスショー。腰痛持ちとしてはとてもあの動きは真似できません。イスタンブールも2連泊です。最後のホテルの食事内容が最も良いのがこのツアーの戦略ですね。



4/18 第9日目 ブルーモスクはオスマン帝国が栄華を誇った17世紀はじめに建てられたイスラム寺院で尖塔が6本あるのが特徴。青いステンドグラスが名の由来でした。デカイ。

 



アヤソフィアはビザンチン帝国時代の(360年)キリスト教の聖堂として建てられたがオスマン帝国時代にイスラム教のモスクとなった世界最大級のドーム。他教のものも破壊しないイスラム教の方針には感心です。

 



地下宮殿は6世紀に造られた地下貯水施設。ア-チが続く神秘的な空間で魚が泳いでいた。

 





ガラタ塔は上部が展望台でイスタンブール市街を360度見渡せる。この塔の下が集合場所になっていたがツアー・メンバー一人が行方不明になった。結局、昨日のエジプシャンバザールで日本人が経営している店で貰った名刺を手掛かりに連絡がついて無事に合流。もし自分だったらどうしたか、考えるのも怖い。

 



グランドバザールは迷路のような路地に伝統工芸品やお土産を売る5000もの店がひしめく。

分岐した迷路も各店には数字が明記してあって、数の少ない方に行けば最終的には入り口に戻れるそうだけど不安なので広い通りしか歩かなかった。こういう場所は苦手です。

 



夕食後、空港へ。00:50発で関西空港へ。

機内食を2回食べて4/19の17:55に無事に帰国しました。帰りの飛行時間は11時間で往路よりも2時間も短いのがうれしい。



シルクロードの中で東西文明の交差点に位置すると云われるトルコだけど、このツアーでは殆んど東洋の気配は感じられませんでした。今回は回っていなかった東部のトルコではどうかしら。

街中に繋がれていない大型犬が沢山いて人懐っこい。後ろから足に寄りかかってくるのもいて癒してくれました。

トルコの人は西洋の方とは違う容貌でしたが全般に親日的な雰囲気がありました。

あんずの季節という事でしたがサクランボの白い花が目立ちました。農業の国ですね。食事には野菜や果物が豊富に出ました。工業はこれからと云う感じでした。


閲覧数1,376 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2013/04/23 07:56
公開範囲外部公開
コメント(6)
時系列表示返信表示日付順
  • 2013/04/23 08:57
    mamedaさん
    アトさん、おはようございます。
    後でじっくりと読ませてもらいます。
    トルコは旅したい国の一つです。
    次項有
  • 2013/04/23 17:01
    コッチさん
    いいことしていますね。

    家内が昔、ギリシャ文化を訪ねて…とのテーマで同窓の教授の案内でロシア、トルコ、ギリシャを既にまわってしまっているので、私が出掛ける可能性があまりないのが残念です。

    家内の話では、ギリシャもトルコもご馳走にはオリーブ油をジャブジャブかけて食べるようになっているので、何日かするとゲンナリしてきた…と云っていました。お二人は油の消化不良だったのでは?
    次項有
  • 2013/04/23 22:08
    鉛筆アトさん
    mamedaさん

    こんばんわ。

    旅行をした印象を忘れないうちに早く記録しないといけないと思って時差ボケと睡眠不足の混じった状態でダラダラと書きました。チョト長い駄文を読んでいただけるなんて幸せです。

    トルコ・ツアーに10日間と8日間がありましたが、トルコ国内だけでは長い方は余分なところがあったように感じました。

    今回の直行便は便利だと思いましたが長時間なので、途中乗換便の方が良かったかなと話しています。時間が少し懸かっても狭い座席から休息ができますもね。
    次項有
  • 2013/04/23 22:20
    鉛筆アトさん
    コッチさん

    ご指摘のようにトルコでの食事にはオイルが浮いていました。普段でも油っこいものは苦手なので発症も早かったのでしょうね。

    ここ暫らくは山に行っていないと相棒からクレームが出て、国内の登山を物色しています。ジム通いの効果か、以前よりもスタミナはついたような気がしています。でも実証するのが怖い。加齢による体力低下が大きいのではないかしら。
    次項有
  • 2013/04/25 20:18
    アトさん

    良い旅を楽しまれましたね。
    10日間をトルコ1国だと見どころをゆっくり回ることが出来たでしょう。
    トルコは家内が5年前に行ってとても良かったと言っておりました。
    それにしても、バルーンツアーとは勇気がいりましたよね。
    小生は高所恐怖症なので到底無理かと思います。
    チューリップがトルコ原産とは知りませんでした。
    色々詳細な旅行記、興味深く読ませて頂きました。ありがとう。
    次項有
  • 2013/04/26 08:09
    鉛筆アトさん
    テッシーさん

    おはようございます。コメントを戴きありがとう。
    トルコ10日間と云っても実質9日間ですけど、訪れなくても好いと思った箇所もありました。充実した内容だったとは言えません。

    それでもヒノキ花粉の最盛期を避けれたのはラッキーでした。

    ご近所の御夫婦が3ヶ月間の世界一周ツアーに出かけられました。10日間でも季節の移行が感じられたのに、もう戻られたら盛夏ですもね。旅行のイメージが違います。真似したい気が起きないのは歳の所為かな。
    次項有
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