栃木県に日本で最大級の「藤」があると前に聞いていましたが、5/6のテレビで「あしかがフラワーパーク」が紹介されていましたので、ここではないかと思い訪れてみました。5/7の9時頃に新大阪から東京へ、東京から東北新幹線で小山駅に。会場周辺には宿泊施設がないので、ここで途中下車してホテルを予約してから両毛線に乗り換えて富田駅へ。降りて徒歩13分間で会場に着きました。約6時間の移動です。ゴールデンウイークが終わったのに意外と人出が多かったのですがその8割ぐらいは中国人?案内書によると四季折々にさまざまな花々を楽しめる施設で、「花」に特化した植物園、あるいは「花のテーマパーク」といったところです。特に四月下旬から五月上旬にかけての藤の花が見事で、樹齢百四十年、枝の広がりが五百畳敷超という大藤が売り物です。藤の開花期はいわゆる「ゴールデンウイーク」の連休に当たり、この時期、一日に数万人を超える規模の来園者を迎えるそうです。8ヘクタールを超える敷地面積の園内は中央部には池も設けられ、南側には木々の茂った丘を背負っていました。その中を縫うように散策路が辿り、花々に包まれるようにして園内の散策を楽しむことができます。「あしかがフラワーパーク」は足利市街南方の朝倉町にあった早川農園が前身で、1996年(平成8年)に現在の迫間町に移転、「あしかがフラワーパーク」として開園したとの事。移転に当たっては大藤の移植が行われたが、樹齢百年を超える巨大な藤の木の移植は前例がなく、かなり難しい作業であったようです。これが日本で初めての成功例で、移植の作業の指揮に当たったのは日本初の女性樹木医として知られる塚本こなみ氏で、NHK総合の番組として取り上げられたのを憶えていました。まずは有名な大藤を見る。園内中央部で枝を広げる二本の大藤がひときわ目を引く。傍らに設置された解説板に依れば、これらの大藤はそれぞれ「ノダナガフジNO.1(野田9尺藤)」、「ノダナガフジNO.2」の名称が付けられており、双方ともに栃木県指定天然記念物になっています。どちらの藤も枝の広がりは東西、南北とも30メートルを超える巨大さで、藤の保護のためか、藤棚の下に入ってゆくことはできず、周囲から見学することができるだけですが、それでも充分に迫力のある眺めです。花の最盛期は2~3日前だったようで落花が多くありました。夜のライトアップではその欠陥が目立ちませんでした。 池の辺に立つ「八重黒龍藤」。「ノダナガフジ」と比べればやや小さいが、それでも南北に35メートルほど、東西に25メートルほどという巨大なもので、これも樹齢140年、栃木県指定天然記念物となっている。八重咲きの藤というのがなかなか珍しく、解説板には遠方からの藤の姿はブドウ棚の様にも見えると書かれているが、確かに八重咲きの藤の花の房はブドウの房のようにも見えます。 薄紫色、すなわち藤色の花の藤だけでなく、園内には白い花の藤も多くありました。中でも開園時に造作されたという「白フジのトンネル」は76.5メートルもの長さで、これも栃木県指定天然記念物になっているそうです。これもライトアップ時の方が迫力ありました。 きばな藤はちょっと早かったみたいです。うす紅の藤は既に終わっていました。シャクナゲとツツジも同時に咲いていて正に花の季節だと感じられました。 藤棚は兵庫県にも大きいのがあり、樹齢も千年とか云うのもありましたがこのフラワーパークのは充実していました。翌日は東京見物です。二人とも未だ行っていなかった東京スカイツリーを天気も良かったので行くことにしました。東京駅丸の内南口から「はとバス」を利用したら便利だろと思い行ったところ、帝国ホテルの食事つき便しか残っていませんでした。ほとんど興味のない築地場外市場で一時間見学して、味がもうひとつ合わない食事に一時間過ごしてから東京スカイツリーへ。団体入場コースでスムースに天望デッキまで行けました。個人で行ったらもっと遅れたかも知れません。直ぐに展望回廊の450mまで行って高度を体感しました。天望デッキの高度350mを愉しんでから更に上を比較した方が良かったかもしれませんがここからの上への待ち時間が20分間以上だと帰りのバス時間がタイトになりますので仕方ありません。この時期、もう少し空いていると期待していたのですが流石に人出が多い。黄砂のためか富士山は見えませんでした。 450m 350m東京駅までの帰路でアサヒビール・ビル上のウ*コ様のモニュメント、目立ちましたね。銀座ドライブで気が付いたのは高層ビルが大阪よりも2~3割はスケールが大きいこと。やはり東京都です。 帰りの東海道新幹線、久しぶりの富士山は残念ながら雲の中でした。