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2014年04月29日(火) 

スペインの旅の後半です。

4/21 グラナダを出てもっとも有名な「白い村」のひとつミハスへ。地中海を見晴らす山の中腹に位置してオリーブオイル石鹸が有名だそうです。天気が良ければアフリカ大陸も見渡せるはずなのに生憎の曇天。白壁の家が続く綺麗な街並みと土産物屋がつながる。相棒がおみやげを物色中、暇なので店先にいた猫を撮影。ノラだけど食事にだけ来るとの事で人なつっこい。



   



昼食後、ロンダへ。アンダルシア地方の山間部に位置し、川の浸食によって作られた深い渓谷の上に広がる町。ヌエボ橋を背景に原野が続く。晴天が多い地方と聞いていたのに意外と大きい雨粒が降る天気でした。1.5時間探索後168kmの移動でコルドバへ。



  



4/22 コルドバのホテルを朝食前にちょっと散歩をと、相棒と40分ほど前に出かけたところ迷子になりました。ホテル周辺は閑静な住宅地なので迷う事もないと思ったのが甘かった。お互いに方向音痴を実感しましたが、集合時間の直前でセーフ。これまでの旅行でも迷子は何回かしましたが今回が最も焦りました。



コルドバは紀元前2世紀からローマ帝国の植民地を経て8世紀半から11世紀初めまではイスラム王朝、13世紀にキリスト教統治に奪回された古都。白壁の家々が続く迷路のような旧ユダヤ人街を抜けてメスキータまで歩く。白壁にゼラニウムの鉢が飾られているのが「花の小経」だそうです。それほどという感じでしたがその先がメスキータの尖塔が見えます。



  



メスキータとはスペイン語でイスラム教寺院のこと。4回の増築後にキリスト教が入り込み改増修理されて両文化が共存する珍しい建物になったそうです。もらったパンフレットには「コルドバ大聖堂」って書いています。赤茶と白の馬蹄型のアーチが特徴でした。



ヨーロッパ第3位のセビーリャの大聖堂(カテドラル)は今回のコースには入っていませんでした。



アンダルシアを離れてマドリッドへ約400kmの移動です。途中、ドン・キホーテの舞台ラ・マンチャ地方と11基の風車が丘の上にあるコンスエグラに寄りました。広大な赤土の大地に広がるブドウ畑、青い空をバックに並ぶ白い風車。スペインのイメージとおりの風景でした。



  



タパスの夕食後にマドリッドのホテルに到着。



4/23 マドリッドの観光はスペイン広場から。セルバンテスの没後300年を記念して作られた広場で、彼の像が中央にあって、ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像が下に配置されている。



王宮は地下の駐車場から昔の大通りに上がった処にある約150m四方の建物。内部を見学した記憶はありません。





  

 



プラド美術館はパリ、ロンドンと並ぶヨーロッパ3大美術館のひとつで広い。ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの名作や中世から18世紀にかけてのユーロッパ絵画を全部鑑賞するには半日以上が必要とされているのにツアーの悲しさ、1時間ちょっとで説明を聞きながら歩き回るので雑踏の中、相棒が途中で消えてしまったのも無理ありません。撮影は勿論禁止でした。



昼食後はエル・グレコが後半生を送った古都のトレドへ。都内のスペイン・カトリックの総本山である大聖堂(カテドラル)には宝物室の聖体顕示台があって、金・銀・宝石200Kgでもって細工されているそうです。その一部にはコロンブスがアメリカから持ち帰った物が使われているとの事。時価で何十億円にも相当する材料費ですね。



   



4/24 マドリッドのホテルに二連泊した最終日は午前中だけの観光でした。



プチ市内観光はマヨール広場。1619年に完成し、改装されて現在の形になったのは1953年のこと。広場ではいろんなイベントが行われて、下町情緒あふれる旧市街の中心だそうです。広場の近くのチョコラテリア・サン・ヒネスという老舗カフェで揚げ菓子にホットチョコレートを浸して食べました。その後は車内からの観光なのでよく覚えていません。



  



ソフィア王妃芸術センターはおもに20世紀の現代アートを所蔵する美術館。2階にピカソの「ゲルニカ」が展示されていました。絵画、彫刻などの現代美術品は残念ながら旅行疲れの我身には印象として残りませんでした。



 



12時にホテルを出発してマドリッド・バラハス空港へ。広い空港の乗り場ゲートが急に変更されて10分間ほど移動しなければならないなど焦りましたがドーハにやや遅れても無事に到着。ドーハから関西国際空港への乗り継ぎには余裕がありました。ドーハ空港は更に広大で、ゲートから飛行機までシャトル・バスで約10分間を移動です。飛行時間がドーハまで6時間50分、それから関西国際空港までが9時間50分、乗り継ぎ時間が約2時間とおおよそ19時間で帰国しました。往路より1時間程短かった。



スペイン料理は地方によってバラエティに富んでいると聞いていましたがその違いは判りませんでした。味付けはオリーブオイルがメインでしたが濃くなくて、食べやすくお腹を壊すことはありませんでした。



昼夜の気温は大阪と大差がなくて、マドリッドでは標高も600m近くのためか冬の装いでした。各都市の大通りは大木の並木道で緑が鮮やかで、マドリッドではマロニエの花がいたる所に咲いていました。



スペインは遠かったけれど、行って良かったというのが感想です。



閲覧数1,377 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/04/29 22:22
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2014/04/30 16:35
    鉛筆アトさん
    テッシーさん

     カタルーニャ州では2012年より闘牛を禁止しているそうですが、他は祝祭日ごとに行われています。コースには入っていませんでした。

     サッカ-はリアル・マドリードの試合がマドリッドの初日にあり、会場の周辺には人の列が溢れていました。テレビ実況を見ましたがスピードが凄かった。

     ミハスが良かったと知人が云っていました。コルトバにもあったのにね。

     キリスト教とイスラム教、日本には欧州のように他民族が入り込まなくて良かったですね。
    次項有
  • 2014/04/30 00:03
    アトさん

    いい旅されましたね。
    詳細な紀行文の文面から、とても良い旅だったことが伺い知ることが出来ます。

    バルセロナでは何と言ってもガウデイの建築物に圧倒されますね。
    未完の傑作とされた「聖家族教会」は完成までに後100年はかかるだろうと云われて
    いましたが先般12年後の2026年に完成すると報じられました。3Dプリンター使用に
    より一気に設計の短縮化がなされたと聞いています。

    白い街ミハスは美しい街で、今でも強い印象が残っています。
    闘牛はもう禁止されているのでしょうかね。

    小生も4年前に家内に連られて行った時、ガウデイの建造物とプラド美術館くらい
    しか期待していなかったのです、イスラムとキリスト教が見事に融合された悠久の
    歴史を感じることが出来「行ってよかった」と思いました。

    詳細な紀行文と写真よりあの時の記憶を呼び起こさせてもらい感謝です。

    次項有
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