イタリア北東部のドロミテ山塊とオーストリアの西部に位置するチロル地方の山々を眺めるツアーに参加しました。スイスから続く中央アルプス山脈が標高3000mクラスを維持している山々の名前はなかなか聞き憶える事はできませんけれどその特徴のある風景には一度訪れたい処でした。 ドロミテは2009年6月にユネスコの自然遺産に承認されたそうで、石灰質の岩山が氷河で刻まれた峡谷や針の山の奇岩と山麗の牧歌的な村や湖の背景にスイスと違った風景を見る事ができます。3000mを超える山が18峰もありモミやトウヒ、アカマツなどの針葉樹が密生した森が特徴です。天気が悪ければこれらの風景はパーですが今回は幸い恵まれました。 7/8の深夜に関西空港を発って10時間半、ドーハで5時間の待ち時間後に乗り換えてイタリアのミラノまで6時間半の全22時間の長い行程です。ヨーロッパは遠いですね。 7/9ミラノは時差7時間、現在は5月から「食の万博」を開催中の地との事です。3年前に一度このミラノに来たのですがこの空港をよく覚えていません。空港からバスでドロミテ街道の西口ボルツァーノまで318kmを直行して18:30にホテルに到着しました。 7/10 ボルツァーノのホテルを出発しカレッツァ湖へ。一周約20分間の湖ですが綺麗な風景でバックの山がイタリアのアルプス風ですね。好天下で先ず感激。 カレッツァ湖から北東にドロミテ街道をバスで約1時間、ドロミテ街道の最高標高(2239m)のポルドイ峠に到着。そこから更にロープウエイにてサッソ・ポルドイへ(2950m)。ドロミテの台地と云われるセラ山群の風景が見渡せました。ドロミテ山塊の最高峰マラモダーラ(3343m)の氷河が目立ちました。 昼食後、北東に向かってオルティセィへ。ケーブルカーにてセチェーダ展望台へ。ガルディーナ谷とシウージ高原の眺めとサッソルンゴ等の3000m級の山々の絶景が見渡せました。 ドロミテ街道に戻って街道東口のコルティナ・ダンペッツォにあるホテルへ。 7/11本日はトレ・チーメ・ディ・ラヴァレード山麗の標高2900mクラスの大きな三つの山塊の中腹を1.5時間で往復する標高差の殆どない初級のハイキングです。緑と花に囲まれた広い歩道を多くの人が行きかいます超ラクチン・コースでした。 ここからバスで約15分のミズリーナ湖は一周45分間の湖畔にホテルやレストラン、土産物屋が並ぶ観光名所。正面にトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードの岩峰が見えます。ドロミテの真珠と云われる湖の標高は1756m。 コルティナ・ダンペッツォに戻って市内見物。夕食はガイドしてもらった日本語のメニューのある店にしました。このツアーは夕食が3回もついていません。いいのか悪いのかな、面倒な事ではあります。 コルティナ・ダンペッツォに連泊して翌日からオーストリアに入ります。