10年間一緒に暮らした愛犬ホクトが、散歩中に突然天国に召されてしまってから7年間。その喪失感からずっと、生き物は飼わずにいました。 http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=83666 しかし、熊本地震で飼い主といられなくなった多くの避難犬が出ていることを知り、以前から迷子犬の保護ボランティアをされている親交ある八代市の地域SNS「ごろっとやっちろ」ののぶりんさんに長男が相談をしました。 彼女のグループは「はちボラ」という団体で、八代保健所さんと一緒に、保護施設の環境改善や里親の教育・啓発を通して、殺処分になるわんちゃんを減らす活動を地道に行っています。 数年間の成果は、以前は200頭以上が年間処分されていたところ、約90頭、約60頭、約20頭と減らして、ついに10頭台にしています。すごいのは、単に数を減少させることが目的ではなく、それぞれの犬の事情や性格から、きちんと里親候補とじっくり話し合いかつ養犬教育をしてから、家族として受け入れられると確認して受け渡すという作業を怠らないところです。 先日、八代保健所にうかがい、直接5頭の里子候補とお見合いをさせて頂きました。長男がよく考えて選んだのが、山で迷子になっていたシェパード系の雑種。推定生後7ヶ月のメスの子でした。 おそらくいろんなことがあったのでしょう。人間に対する不信感が強くて、尻尾を振ってくれることはありませんでしたが、じっくり時間をかけてコミュニケーションを図った結果、一緒に暮らす家族として迎えられると確信したようでした。 八代から姫路まで、車で10時間の旅では、後部座席のケージの中で、不安からかやや怯えた様子。自宅に到着しても、安心できる居場所がみつからなくて、オドオドと歩き回っていましたが、一夜明けてやっとリラックスすることができたようです。 「母音で始まる方が犬にとって聞き分けやすい」とのことで、「あい」という名前にしました。「(ペットショップの犬とは違い)ゆるがない信頼感を構築するのに半年くらいかかりますから」というはちボラ代表の高野さんの言葉を胸に、日々お互いの成長を確認しあっていきたいと思います。 あいちゃんのいけずな目線、宇治市のゆるくないゆるキャラ「ちはや姫」にとてもよく似ています♪(笑) |