1,533万kW/1,887万kW (10/27 13:55)
81%
■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://www.sns.ochatt.jp/blog/blog.php?key=1116241
2014年06月12日(木) 







国際交流活動の一環として、私たちは英米人を座禅修行の場に案内している。ある時、一人の客が大層機嫌を悪くして、’どうして、殴らないで、ほめて教えられないか‘と私に尋ねる。導師は、’これは励ましである‘と説明する。だが、それでは彼女の納得は得られない。そこで、私は、’日本人は、教え方を知らないから、馬の調教のようにして教えるのです‘と説明したら納得してくれた。



診療所では本人確認のために、‘あなたの名前を教えてください’と毎回尋ねられる。告げることは、教えることを意味するのであろう。同様の意味で、わが国の教師は内容を告げる人であって、生徒・学生の自発発想を促す人ではない。

学校で、告げられた内容を間違えずに再現すれば、それは模倣である。自発発想すれば、それは創造である。だが、日本人には自発発想は難しい。日本語では非現実の文章ができないからである。文章ができなければ矛盾を取り除くことはできない。だから、わが国においては、‘現実的でない’ということは、‘矛盾している’と同じ意味に使われることが多い。日本人の自発発想は出鱈目になる。それで、初めから、誰もこのような発想は期待していない。すると、期待できるものは、実況放送・現状報告の内容ばかりとなる。これでは、子供の頃と同じである。肉体労働者としては適しているが、頭脳労働者としては適していない。



日本人には、英米流の高等教育は難しい。非現実の内容がないから、現実の内容は理解できても、哲学 (理想) は空念仏のようになる。‘人間、万事不平等’は理解できても、‘人は生まれながらにして平等である’には意味がない。非現実的であるからだ。

非現実の内容を現実の内容に変えることが人間の持つ創造力である。だから、矛盾のない非現実の考えは大切である。この知的活動が、人類を大きく前進させる。非現実の過去の世界を矛盾なく展開できれば、歴史書が書ける。非現実の未来の世界を矛盾なく展開できれば、全地球的な提言ができる。

英文和訳をもとにして作り上げたわが国の教養教育の内容は形骸化している。だから、学生は四年間大学で遊ばなくてはならない。大学院の哲学博士(Doctor of Philosophy; Ph. D.) などは、さらに難しくなる。わが国が教育立国であるとの考えは、初等教育には通用しても、高等教育には当てはまらない。我々は、‘兵卒は優秀(愚直)であるが、参謀は愚鈍’という国情をどうしても改めなくてはならない。



http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/

http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/



現在の日本国憲法では、権利なるものについて以下のごとく書かれています。

第十一条【基本的人権の享有と性質】  国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。/ 第十二条【自由・権利の保持義務、濫用の禁止、利用の責任】  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。/ 第十三条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重】/ すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

これを読んだある日本人は、

『基本的人権は、侵すことのできない永久の権利』という根拠などどこにもない事が言われているだけでなく『自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。』など何を言っているのかよく分からないくだりもあります。また、ここでは国民は『個人』として尊重され、「集団あっての個体」という生物の自然の摂理に反した事も堂々と書かれています。

と発言していた。参考までに同じくだりを英文で掲げますと、

Article 11. The people shall not be prevented from enjoying any of the fundamental human rights. These fundamental human rights guaranteed to the people by this Constitution shall be conferred upon the people of this and future generations as eternal and inviolate rights. / Article 12. The freedoms and rights guaranteed to the people by this Constitution shall be maintained by the constant endeavor of the people, who shall refrain from any abuse of these freedoms and rights and shall always be responsible for utilizing them for the public welfare. / Article 13. All of the people shall be respected as individuals. Their right to life, liberty, and the pursuit of happiness shall, to the extent that it does not interfere with the public welfare, be the supreme consideration in legislation and in other governmental affairs.

となります。

日本文の方は、現実構文 (現在構文) ですから、その内容は現実のことになります。日本人にとっては、「世の中は、、、、」の形式に従って実況放送・現状報告の内容であるかのごとく書かれた嘘のようなものでしょう。だがしかし、英文の方は、’shall’ 未来構文の内容ですね。その内容は、非現実的なことですね。頭の中にのみ存在する努力目標です。この設定された努力目標に向かって国民が心を合わせようとするのが憲法の内容です。










閲覧数629 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2014/06/12 23:05
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
のがさん
[一言]
■この日はどんな日
ほかの[ 06月12日 ]のブログは、
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み