東北地方のアマノハギをご存知ですか?(なまはげの一種)怖いお面をかぶって 子どもの家を「悪い子は、いねえか!?」って言いながら突然訪問。ほとんどの子どもは、恐がり 泣き叫びます。そして よい子になることを アマノハギに約束します。この行事は、その地方に百年以上続いてきました。しかし、近年、その行事にも異変が・・。 番組は、鬼たちが電話で訪問予約をしているところから始まりました。訪問予約を入れないと 親御さんに家に入れてもらえないのです。ここ数年は、たのまれるのは、わずか 2~3軒にまで 減少してしまいました。なぜ? それは、親の子育て感が変わってきたから。 最近の親御さんは、子どもを怖がらせて 親の意向に従わせる躾けに疑問を持つようになったとのこと。 それで アマノハギ自身も 従来のあり方からの変更を余儀なくされ、怖い鬼から 優しい鬼への変貌を遂げました。次のように。 家に入ると まず、こどもに宿題をやったかと問い、ノートをチエック。ちゃんとやれていたら、頭をなでて褒めます。そして こどもの日常についてのおしゃべりのあと ちゃんと 親のいうことを聴くよい子であれと諭して 出て行きます。 番組レポーターが鬼たちにこの状況をどう思うかと訊くと 新しいやりかたに変えないとこの行事は消滅するだろう。我々が適応していくしかないと答えました。 時代とともに 様々な伝統行事が様変わりしていきます。私は、ちょっと 複雑な気分になりました。 |