何気なく チャンネルを合わせると 与勇輝さんの人形展の紹介をやっていました。 懐かしいなあ! 以前 彼の作品展を高島屋で見たことを思い出しました。 布で作った人形なのに その表情 何気ない仕草を見るだけでその子の感情や生活背景まで目に浮かびます。まるで 生きていて そこにいるみたいと 思いました。 人形たちを見ていると 昭和の時代が懐かしく思い出されました。 当時の人々の暮らしぶりや身なりが 細かい部分まで 見事に再現されていました。それらが すべて与さんひとりによる手作りというところが本当に凄いです!(彼に弟子は、いない。) その与勇輝さんが、今年2月にフランスのパリで人形展を開催、高い評価・評判を得ての凱旋傘寿展覧会が 京都でも4/25~5/7まで高島屋で開かれます。 今回のメインテーマは、これまで どうしても 取り組めなかった 戦前戦後の子どもたちの姿を人形で表現したことです。番組では、「浮浪児」となった戦災孤児たちの作品が紹介されていました。 「本当は嫌だけど、いつか作らなければならないと思っていた。子どもたちが本当にかわいそうだった。戦争はしてはいけない・・。」絞り出すような声で 与さんは、語っていました。彼は、暗い心の重荷をやっと 表現できたのだなと思いました。 |