NHKの「クールジャパン」を観ていたら、2.5次元舞台作品の紹介がありました。2.5次元とは、アニメ・マンガ・ゲームなど2次元のものを 実写化して 現実社会で楽しむこと、つまり、バーチャルとリアルの融合の世界のことらしい。これまで、「初音ミク」や「刀剣乱舞」は、知っていたけど、その2.5次元舞台がどんどん進化しているとのことです。 番組の中で、紹介されたのは、「ハイキュー」という作品。古館春一の男子バレーボールを題材にした漫画を舞台化したもので、全国大会を目指す学校がしのぎを削るストーリーです。 作品そのものは、15分ほどの短い時間内の紹介でしたが、その演出に圧倒されてしまいました。 原作の世界観をこわさないよう つくり出されたキャラクターたちが、常に20人位 舞台の上で 飛び回っています。 漫画の場合、コマによって 視点が入れ替わります。これを舞台上で表現するのです。そこには、様々な工夫(演出)がありました。 試合では、一方がスパイクを打つとブロックの顔がアップ。そして次の瞬間 ネットごとに移動して真横からの視点に。映像・照明や効果音(オノマトペで表現)などを駆使して臨場感を出しています。 激しい点の取り合いでは、次々と視点が入れ替わり、追いつ追われつのスピード感を表現。 ネットと人を倒すことで 真上からの視点の演出もありました。これには 本当にびっくり! 初音ミクや刀剣乱舞でも驚いたけれど、この「ハイキュー」の演出には、感動を覚えました。番組MCの鴻上尚史さんが 「演劇上、できないものはないと 演出家は、皆プライドをもって やっている!」と胸を張って話していました。 2.5次元舞台の技術の進化には、目を見張るものがあります。海外でも高く評価されているとのこと。2.5次元舞台を ぜひ 観に行きたいです。(4月・大阪) ① 原作 ② 漫画らしく効果音をオノマトペで ③ 真上視点の演出 |