スカーレットさんは、¨一寸コワイナ〜、キツイナ〜¨と読み進みましたが、最後の2行で救われた思いです。
今後とも優しくお付き合い下さいね。
(2) お内裏様(ダイリサマ)と おひな様 二人ならんで すまし顔 お嫁にいらした ねえさまに よく似た官女(カンジョ)の 白い顔 子どもの頃、ひなまつりに お雛様を眺めながら この歌を よくうたいました。おかげで 一番上段のおふたりは、お内裏さまとお雛様と呼ぶのだと つい最近まで ずうっと思っていました。 でも それは、間違い。お内裏さまとは、男雛と女雛のふたりのこと。 内裏びな=男雛ではないのです。 お雛様とは、仕丁、随臣、五人囃子、三人官女、お内裏様、全ての雛人形を指すそうです。 こういう明らかな歌詞のミスを、なぜサトウ氏に訂正してもらわなかったのでしょう? 疑問です。 (3)ばんの歌詞もおかしい。 金のびょうぶに うつる灯(ひ)を かすかにゆする 春の風 すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣 ⇒赤いお顔をしているのは、左大臣です。 明らかに右大臣と左大臣を間違えています。これも訂正されずに ずっと 歌い継がれています。 ところで、お雛さまというと「仕舞うのが遅れると嫁にいけないよ」と母によく言われたことを思い出します。それは、どうも 子育てと家事に勤しむ(片付け上手な)女性であれと言う当時の女性観を投影しているとのことです。 でも 多少の歌詞のミスがあったとしても、その女性観に首をかしげたとしても お雛様を眺めた子どもの頃のうれしさは、哀調を帯びたメロディと共に 今でも私の心に強く残っています。 |