by 「どうして京都 なるほど京都」(京都テレビ) 京都には、鬼門(北東・南西)から 邪気が入りこむのを防ぐための “鬼門封じ”のしきたりがある。もともとは、中国の思想で中国では、北東から寒い風が吹き込んでくるので 北東の方角に悪いものがあると考えた。 日本では、北東から隠れた鬼がやってくると恐れた。隠れた鬼とは、目に見えないもので「寒さ・病・貧困・戦さ」などである。鬼門封じのためにその方角に神社や寺を建てた。(ミステリアス京都NO.1 参照) ・御所の北東(表鬼門)は、「猿が辻」と呼ばれる。築地塀の角を取り、屋根の上に猿の像を置いてある。角を取り、猿の像を置く意味は、鬼の角(つの)を取りサル=鬼門封じのいみがある。 御所の南西(裏鬼門)にも猿の像を置いてある。 鬼門封じは、街中でも よく見られる。 ・病院ビルの建て方 北東(表) 南西(裏)の角を切っている。 (こんな大きな病院でも・・!) ・豆政(五色豆の店)・・角を切る。玉砂利を敷く。 (玉=魂が邪気 から守ってくれる。) 他人事と思っていたら なんと 我が家にも赤・白の南天が植えられていた!(前の家主は 風水を気にする人だったんだ!) 家の改修を頼んだ時、業者の人が、「この南天は、よう切りまへんわ・・。」と言っていたことを思い出す。 そして そんなこととは、露知らず 玉砂利を敷いた。(これは、私の判断) 先日気づいたのだけど よく行く福祉センターの角にも 柊(ひいらぎ)が植えられていた!(公的な施設でも・・。) 知らないところで 庶民の暮らしの中にも 風水 鬼門のしきたりが 入り込んでいる! 私は、全く 気にするタイプではないのだけど ちょっと 面白い! そういえば、伏見の町家の屋根の上で 鍾馗(しょうき)さんを見つけた! 京の街歩きの楽しみが増えた感じ! |