山鉾巡行先頭の長刀鉾のお稚児さんに比べて マスコミで取り上げられることが 少ないこの久世駒形稚児は、祇園祭の神事、神輿(みこし)渡御の中御座(牛頭天王)の先導役を務めます。 彼は、17日、南区桂川の國中(くなか)神社から出発、白馬に乗って八坂神社へ。神輿は、荒魂(あらみたま)(國中神社)と和魂(にぎみたま)(八坂神社)が一つにならないと 神輿は、動かないのです。 駒形稚児の胸をみてください。彼が胸に抱えるのは、まさにご神体の木彫りの駒形。私は、これまで 駒形を写真で確認したことがなかったので 勝手にペンダントのようなものを 想像していました。 だから はじめて 見たとき その駒形の大きさにすごく 感動しました。彼は、神そのものなのです! 久世駒形稚児は、神幸祭(17日)と還幸祭(24日)のために ふたりが選ばれています。 駒形稚児の衣装は、長刀鉾の稚児のゴージャスな衣装に比べて 比較的地味です。朱鷺色(ときいろ)の狩衣(かりぎぬ)に紫色の紋つき袴(はかま)、頭には、天冠(てんかん)。そのテッペンには、鏡がついています。お顔には、黒と白の位星(くらいぼし)が三つ。背中に挿した扇がとっても 可愛い♡。 この駒形稚児に先導された神輿渡御で 祇園祭りのボルテージは、最高潮に達します!! |