最近、NHKで三国志関連の番組を2本観ました。「三国志の真相」と「超三国志」です。20数年前、我が家の全員が ハマった 横山光輝の漫画本が 懐かしく思い出されます。 真面目に史実を追い、曹操と劉備の人物像を浮き彫りにした「三国志の真相」、三国志の関連スポットの現地取材に重点を置いていた「超三国志」。 両番組とも 違った角度からの 切り込み方だったので、とても 興味深く、楽しく観させてもらいました。 二つの番組が 取り上げていた共通テーマは、悪者のイメージが強かった“曹操の復権”でしょうか・・。 文學を好み、また、孫子の兵法を熟読した戦略家でもあった彼のことを “超世之傑” として 両番組とも すごく褒めていました。なぜ、こんなに評価が逆転したのでしょうか・・。 そのキーワードは、「儒教」のようです。 忠誠心を大切にする儒教は、権力者にとって 都合がよく、歴代王朝もそれを採用します。劉備は、その儒教を大切にしたので、歴代王朝にずっと大事にされました。一方、実力主義で人材登用する曹操は、悪人にされてしまったというわけです。 最近 曹操の墓が見つかり、発掘されて その質素な埋葬品などから 彼の生真面目な性格がわかり、また、「正史三国志」の研究が進み、歴史的な評価も 少しずつ変わってきたと説明されていました。 ところで、「超三国志」では、当時使用された兵器を実際に造って その威力を実証する研究者を取り上げていて 非常に面白かったです。「発石車」などの兵器は、単なる漫画の世界の作り話ではなかったのだと感動! 三国志の話は今でも わくわくさせられます♡ |