書き込み数は6件です。 | ◀▶ |
ファン・ゴッホの映画を観に行きました。南仏アルルに移住してからの 彼の人生の最後の3年間が 濃密に描かれていました。 目線は、終始 彼に置かれていて 彼が何を見て、どんな声(音)を聞き、どんな風に感じたか、そして それを どのようにして絵に表現しょうとしたかを 観る者が感覚的に追体験できるような カメラワークでした。 だから、皮膚感覚で彼の心情を受け取ることができました。 とりわけ、絵を描くシーンは、リアルでした。 絵の具を カンバスに塗りつける音、一気に引く線の音、キュッと曲がるカーブ、そして 最後の一塗り・・。 あの うね … [続きを読む] |
紅葉狩りが 一番の目的だったのですが、「獅子吼の庭」(ししうたき)(借景回遊式庭園)の素晴らしさに すっかり魅了されました。 神仙蓬莱思想の石組みがなされており、須弥山を表す「築山」、その前に人生を思わせる「苦海」。 こんなに大きな石ころで苦海を表現した庭は 初めて見ました。仏教思想が 色濃く投影されています。 回遊していくと 「獅子岩」「碧岩」「響岩」などと命名されている 苔生したすごい巨石にも 目を奪われます。 私は、石が好きなので すっかり心浮き立っていると なんとその時、「ゴ~ン」とお寺の鐘まで鳴ってくれて こころ癒 … [続きを読む] |
日本語教室で 葛飾北斎の浮世絵(赤富士・黒富士)を使って、富士山の勉強を しました。 昔から 信仰の対象であり、人々の憧れでもあった富士山には、いろんな呼び名 があるのですね! そう名付けられた富士山を写真の中から探していて 富士山の美しさに 改めて 感動しました。 写真順に 逆さ富士 赤富士 ダイアモンド富士 |
暦の上では 立冬(11/8)を過ぎ、朝夕 肌寒くなってきました。 昨日は、朝の10時頃に 雷雨。 大阪や奈良では、雹(ひょう)が降ったようです。 でも 我が家の庭は、今 菊が真っ盛り! 朝、庭に降りると 一面のスカーレットに心が和みます♡ 行く秋を 心鮮やかに 楽しんでいます。 |
「鏡獅子」の作品は、国立劇場に移されるとき、一度TVで観たことがあった。その鮮やかな色彩が 心に残っていた。でも 制作者の「平櫛田中」(ひらぐしでんちゅう)の名前も それが「木彫」であることも 全く知らなかった。 今回 日美(NHK)で彼の足跡を知り、深く感動した。今度、東京へ行ったら 彼の美術館を訪れたい。今から わくわくしている。 「鏡獅子制作秘話・上野番組要約」 6代目尾上菊五郎がモデル。この大作が完成するまでには、22年。きっかけは昭和11年田中が「鏡獅子」を観たこと。菊五郎は、バレエなど西洋的な動きを研究し、歌舞伎の伝統に新たな風 … [続きを読む] |
この小説を手にしたとき、まずもって、「たゆたえども」ってどういう意味?って思いました。もともとは、船乗りの言葉だったようですが、「荒波の中で どんなに揺れても 決して沈まない」という意味だそうです。 というのも 戦争や革命が続いても パリ市民は、力強く生き抜いてきました。このパリ市民の力強さを象徴する言葉が 「たゆたえども沈まず」で 市の紋章にもなっているようです。 この言葉に象徴されるように、そんなパリで ひたむきに生きる4人が登場人物です。 ゴッホとその弟のテオ、美術商の林忠正とその助手の加納重吉。加納重吉以外は、実在の人 … [続きを読む] |
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