先週は、3つのお寺に紅葉狩りに行きました。今年は、近年になく紅葉が美しいとのこと。 21日(火)は、東福寺。さすが、京都の紅葉名所の3本の指に入るだけあって、電車を降りたところから行列が続いていました。通天橋から眺める景観は、さながら峡谷の風情があり、光線の具合からか 赤や黄の紅葉が透き通って見えました。 今回は、重森三玲の庭もしっかり観させてもらいました。 「自然」を庭の中に映し出す枯山水の庭は、いつ見ても その手法に「謎解き」の楽しさがあります。 25日(土)は、泉屋博古館に行くついでに真如堂に行きました。ここは、小山を上ったところにあるので とても静かで 心安らぐ場所でした。穴場スポットと言われるだけあります。大きな「曼荼羅」の説明がとてもていねいで わかりやすく 思わず耳を傾けました。「随縁の庭」は、重森三玲の孫(千青)の作庭でした。とてもモダンな庭でした。 同じ敷地内に金戒光明寺がありました。ここは、ふすま絵が充実していて虎のふすま絵は、迫力がありました。いつもは、非公開の伊藤若冲の「鶏図」も公開されていて 心の中で Vサイン。来た甲斐がありました。裏庭の池のまわりの紅葉が ひときわ きれいでした。 京都の紅葉が美しいわけ、それは、古いお寺とのコントラストにあるのだなと 改めておもいました。歩き回って 足が痛くなりましたが、 心は、とても 充たされていました。 写真 ①東福寺 ②真如堂(重森千青の庭)③金戒光明寺 |