今日は、昼ご飯抜きで約8時間 京博で過ごしました。そのうち2時間は、順番待ち。私の予想をはるかに超える人の数でした。さすがに 足がパンパンに腫れ、今もクタクタです。 驚くのは、入場者の誰もが、腰を屈め、目を皿のようにして 一本一本の刀剣をじっくりと眺めていたこと。時代別、流派別に並べてはいるけれど、刀剣は、一本一本が違うのです。 初めのうちは、解説を読み、その特徴を探すような見方をしていましたが、途中から 自分好みの刃文探しになりました。そして ・・。ついに見つけました!! 私の心を 最もとらえたのは、「長谷部国信」です。地鉄の景色と刃文の沸の両方がとても華やかな刀剣でした。 彼は、もとは、相州長谷部派ですが、鎌倉幕府滅亡後、京五条にきてからも相州伝を貫いた人です。 私は、とても疲れていたはずなのに ビビっと来て 幸せ気分になりました。まさに一目ぼれ♡ 国宝「三日月宗近」は、この一振りのために約40分並んでやっと見ることができました。一口でいうと 切っ先が細く、細身のスッキリ系で独特の品格がありました。 小さく浮かんだ三日月模様を見つけたときは、心がぽっと温かくなりました。 刀剣の観賞は、なんだか 日本酒のテイスティングにも似ているななんて かってに思ってしまいました。華やか系、スッキリ系などに分類できるからです。 何はともあれ "刀剣は、アートである”といわれる意味が とても よくわかった一日でした。 ※刀剣 ①長谷部国信 ②三日月宗近・・やはり 写真では、その特徴が わかりにくいです。(残念) |