行かなければ・・という思いに突き動かされて向かった現場。 そこは 京阪六地蔵駅から すぐ近くだった。 たくさんの報道陣が詰めかけていた。ファンらしき人達も メッセージを書きながら 泣いていた。みんな黙って 社屋を眺めている。凄くたくさんの人がいるのに 不思議に 重い静寂に包まれていた。 初めて目の前にした3階建ての社屋。テレビを見て 想像していたより、うんと 小さかった。こんなに小さいビルなのに どうして すぐに鎮火できなかったのだろう・・。 怖かっただろうな。断末魔の叫びが 聞こえてくるような気がして 涙を止めることができなかった。 「お近くの方ですか?」記者から話しかけれ、慌ててその場を離れた。今でも 心が重い。息子も同じ業界に身を置く。他人事とは 思えない・・ |